MORRIE レポート2017~そのマイク・セレクト。

MORRIE レポート2017~そのマイク・セレクト。

MORRIE・・・
その名は、空前の活況を見た80年代ジャパニーズ・バンド・シーンにおいても、ある種、“特別な存在”として位置づけられていた。

端麗な容姿。
妖気漂うメイクアップ。
そして、抜きん出た歌唱力。

MORRIE

その独創的スタイルを確立したバンド、DEAD ENDは、数々の伝説を残し、その遺伝子は、多くの後継者達により、今尚、継承されている。

そして、現在。

バンド、Creature Creatureのフロントに立ち、
ソロで弾き、歌い、
表現者として純化した、壮絶なまでのボーカルワークを魅せる、その人が、ある。

深く、蠢く、ファルセット。
震わせ、突き刺さる、歪み。
発する者の意思を持ち、変幻する“声”は、個別の生き物として、聴く者に、畏怖を与える。

MORRIE。
人、ではない“何か”へ向かう、声。
これから先への、期待。

2017年初夏。

そのボーカリゼーションを聴く者に伝える為の、氏にとっての最重要ツール、“マイクロフォン”を選ぶ。

かねてより、『SHURE BETA58A』をステージ・センターに据えてきた、MORRIE氏。

しかしながら、今尚、進化し、凶暴さを増すその声、拡張する表現を 『BETA58A』では捉えきれていないのでは、表現できていないのではないか?
そう感じ始めたMORRIE氏が訪れた、渋谷・PowerRec店。
そこで、氏は、数多くのステージ用マイクロフォンの中から、幾つかの候補をセレクトする。
今後の氏のツールと為り得る手応えを感じたマイクロフォン達。

TELEFUNKEN M80
SENNHEISER e945
HEiL Sound PR35
HEiL Sound PR20
SHURE KSM8

2017年6月16日。
新宿。

Creature Creature、ライブ。

Creature Creature

現代のロックシーンを牽引してきたメンバーで固められた、Creature Creature、鉄壁の布陣。 この重厚なバンドサウンドの中、MORRIE氏の声を“聴かせる”マイクロフォンは、果たして? リハーサル時に用意された、『SHURE BETA58A』と、 『TELEFUNKEN M80』、『SENNHEISER e945』、『HEiL Sound PR35』、『HEiL Sound PR20』、『SHURE KSM8』、
“セレクトされた”5本のボーカル用マイクロフォン。

“セレクトされた”5本のボーカル用マイクロフォン。

いつもの『BETA58A』でスタートされた、バンド・リハーサル。

いつもの『BETA58A』でスタートされた、バンド・リハーサル。

入念なサウンド・チェックが一段落した後、いよいよ、MORRIE氏のマイク・テストが始まる。

実際の楽曲を演奏するバンドの中で、次々とボーカル・マイクを変えて行く。<

実際の楽曲を演奏するバンドの中で、次々とボーカル・マイクを変えて行く。

 

『M80』。
「抜けはよさそうだね。」しかしながら、氏の表現に、もうひとつ、何かが追いつかない。

 

『e945』。
「悪くない。」が、高域を張った際にカタさを感じ、もう少し高域の繊細さが欲しい、と。

 

『PR35』。
「好きなんだけどね。」中域、トップエンドはいいが、ローエンド他のマイクよりも大きく持ち上がる。そこで、マイク本体のローカットを入れると、今度はローがなくなりすぎる。「今回のバンドセットでは、使いにくいかな。」

 

『PR20』。
MORRIE氏の表情が変わる。「普通にいいね。」『PR35』よりも、控えめな低域ながら、中域から低域にかけての密度がある。PAオペレーターの原氏も「これ、いいですね。」

 

『KSM8』。
「悪くないよね。芯がある。」PAの原氏からも、BETA58Aからの差し替えで、最も自然に移行できそうだと。

 

そして、再度、『BETA58A』。
・・・「こうしてみると、このマイクは、モニターが聴きやすいね。」
曰く、同社の『KSM8』よりも、トランジェントの適度な音の粒立ちがあり、「聴きやすい」と。

最終、『SHURE BETA58A』と『HEiL Sound PR20』の2本に絞られ、リハーサル時間のギリギリまで続けられたマイクのセレクト・・・
結果、この日の、Creature Creatureのライブでは、“いつもの”『SHURE BETA58A』がステージ中央に。

この日の、Creature Creatureのライブでは、“いつもの”『SHURE BETA58A』がステージ中央に。

『BETA58A』は、「音も、まろやかだけど、張りはある。」とMORRIE氏。 PAオペレーター・原氏も「やっぱり定番の強み、はありますね。」 次点の『HEiL PR20』に関しては、次回以降「もう少し試してみたい」とMORRIE氏。PAオペレーター・原氏も「良い手ごたえを感じました。」と。

続く、同月25日。 目黒・鹿鳴館。

鹿鳴館

数々の伝説を作ってきた、老舗ライブハウス。
この日、MORRIE氏は、ギターを自ら弾き、歌う、ソロ・スタイルでのライブに臨む。

前回のCreature Creatureライブ時と同様に用意された、

TELEFUNKEN M80
SENNHEISER e945
HEiL Sound PR35
HEiL Sound PR20
SHURE KSM8

5本のマイクロフォン。

5本のマイクロフォン。

前回のバンドサウンドの中での歌唱とはシチュエーションが異なる、ギター1本で歌う、よりネイキッドなパフォーマンスとなる、ソロ・スタイル・ライブ。
マイクロフォンにも、よりピュアな表現が求められる。

『M80』。
前回同様、やはり、“何か”が足りない。

 

『e945』。
悪くは無いが、更なる繊細さが欲しいと感じる。

 

『PR35』。
・・・「この低域の量感が、気持ちいい。」バンド・アンサンブル時には、トゥーマッチに感じられた低域の豊かな量感が、「合う」と。

 

『PR20』。
・・・「やっぱり、いいね。」しかしながら、『PR35』の低域の量感には届かず、「バンドではいいバランスだったけどね。」と。

 

『KSM8』
・・・「いいね。」PAオペレーターの田中氏からも「高域、きれいです。」との声が。

 

早々に、『HEiL Sound PR35』、『SHURE KSM8』、2者に絞られた、この日のマイク候補。
リハーサルの終盤まで、入念に歌い込まれ、セレクトが続けられた結果、最後の決め手は、 「歌っていて気持ちがいい。」理由から、
USメイドのプレミアム・ダイナミック型マイクロフォン、 『HEiL Sound PR35』に

HEiL Sound PR35

Creature Creatureでのセレクトとは異なる結果に。

「ソロとバンドは、やっぱり違うね。」

ライブ本番、『PR35』は、見事にMORRIE氏の声を、その表現をキャプチャーする。

ライブ本番、『PR35』は、見事にMORRIE氏の声を、その表現をキャプチャーする。

この日の鹿鳴館には、MORRIE氏と同様にソロで登場した、こちらも今尚、多大な影響をシーンに与える伝説的バンド・GASTUNKのフロントマン、BAKI氏の姿も。
この伝説の二人の、貴重な競演も見ることが出来た、この日のライブ。

HEiL Sound PR35

競演時においても、二人の明らかなスタイルの違いが表現された、MORRIE氏、マイク・セレクトの結果。

ライブ後、PA田中氏からのコメント。
「今回、MORRIEさんが使った『HEiL Sound PR35』は、とにかく低域の表現が他マイクよりも圧倒的。ただし、その低域のレベルが、他のボーカルマイクと比べると相当に大きいので、調整が求められる場合が多いと思います。」

MORRIE。
これからも続く、“伝説の人”、そのパフォーマンス。

※記事初出時、アーティスト名の表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

今回登場のマイクロフォン

HEiL SOUND
PR35 Chrome Edition

ショッピングページへ>>

HEiL Sound
PR35 (レギュラーモデル)

ショッピングページへ>>

SHURE
KSM8 Dualdyne (Nickel)

ショッピングページへ>>

MORRIE official
http://morrie.jp/

CREATURE CREATUREアルバム
『Death Is A Flower』発売中

Special Edition
(HMV店頭及び通販 http://www.hmv.co.jp/にて発売中)
※CD、DVD、写真集を収めた豪華BOX仕様
¥9,800(税込)

Regular Edition
(全国のCDショップ・Amazon等WEBショップにて発売)
¥3,500(税込)

MORRIEアルバム
『HARD CORE REVERIE』発売中

Special Edition
( http://morrie.jpにて発売中)
※CD、DVD、写真集を収めた豪華BOX仕様
¥9,800(税込)

Regular Edition
(全国のCDショップ・Amazon等WEBショップにて発売)
¥3,500(税込)

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