Vol.1
DJソフト「RANE serato SCRATCH LIVE」 「M-Audio Conectiv」の2機種を徹底比較!!
第1回目は、パソコンの中にある音楽ファイルを、専用のインターフェイスとDJセットを使用して再生してしまうという、都内のCLUB DJの中で話題沸騰中のDJソフト「RANE serato SCRATCH LIVE」「M-Audio Conectiv」の2機種を徹底比較!!
まず何の事だか???という方多いと思いますので、この2機種の基本構造の説明から始めます。。
使用する機材はターンテーブルまたはDJ用CDプレイヤー、DJミキサー(それぞれ専用の品物はありません)、インターフェイス(各ソフト専用の物となります)、パソコン本体、専用ソフト、専用コントロールレコード又はコントロールCDとなります。

基本のセッティングはターンテーブル又は、DJ用CDプレイヤーをそれぞれの専用インターフェイスに接続します。インターフェイスのラインアウトをDJミキサーのライン、スルーアウトをDJミキサーのフォノに入力します。

ラインからはパソコン内の音源、フォノからは通常レコードの音か出力されます。(Conectivはインターフェイス内にフォノアンプが内蔵でアウトはラインのみとなっており、パソコン内の音源と通常のレコードの音の切り変えはインターフェイス上で行います)。
【写真/上:セッティング図、左下:seratoインターフェイス
右下:conectivインターフェイス(マウスカーソルを当てますと反対側の写真もご覧いただけます)】
専用コントロールレコード(又はCD)を通常再生すると、一定の音階の信号音(タイムコード)が再生されます。
(ちなみに、SCRATCH LIVE、Conectiv、2機種のレコードそれぞれ音階が違いますので、同じレコードでの使いまわしはできません)

その音がインターフェイスに入りUSBケーブルよりパソコンに信号として送られます。
その信号をソフトが読み取り、パソコン内にあるオーディオファイル(AIFF、WAV、MP3など)を再生します。
もちろんi tuneのライブラリーもそのまま読み込めます。スクラッチやバックスピンなど通常のアナログでできることは全て出来ます。
又、入力切替をDJミキサーのラインからフォノに切り替えれば通常のレコードも再生可能です
(Conectivはインターフェイス上での切り替えとなります)。

ということは、パソコンの中に5000曲入っていれば5000枚レコードを持っていくのと同じになるのです!!

今まで、重いレコ箱を苦労して持ち歩いていたDJさんにとっては大変便利な世の中になりましたね。
ただし、パソコンはトラブルもありますので、必ず必要最低限のレコード又はCDを持っていくのも忘れないで下さい。

それでは各商品それぞれ紹介していきたいと思います。

RANE serato SCRATCH LIVE
発売以来、カタログ、日本語取説もないのにもかかわらず口コミで大人気となったDJソフトの代名詞的商品。
ソフトの安定度も良く、クラブDJから圧倒的支持を得ています。
画面も曲の波形が縦スクロールで表示されるのでとても見やすいですね(横スクロールに変更可能)。
再生モードは
abs(アブソリュートモード)
通常のレコードの回し方と同じ操作性。頭出しをしたければ、レコードの頭に針を落とせば曲の頭に行きます。もちろん針飛びもします。
rel(レラティブモード)
レコード針をどこにおいても前に針を上げた場所からスタートとする、すなわち針を置くのと上げるのがスタート/ストップの役割をします。
通常再生中はもちろんスクラッチやバックスピンもできますし、針飛びもしません。
relモードの時は最大9個のループ機能や、1曲につき最大5箇所のキューポイントに音を飛ばすことが出来るなど、通常はCDJでなければ出来ないことも可能になります。
ただし、曲の先頭に戻りたい場合はレコードの始めの部分に針を置いても戻らないので、パソコンの画面上でスキップさせなければいけません。
int(インターナルモード)
コントロールレコードでのコントロールではなく、SCRATCH LIVEの画面上で頭出しやピッチコントロールを行うモード
(こもモードの時は画面上にピッチコントローラーが表示されます)。
の3種類あります。それぞれのプレイスタイルに合わせて使用できるわけですね。
【システム要件】
●MAC
MAC OS X 10.28/CPU G4-500MHz 256MB RAM
※バージョン1.5よりIntel Macにも対応
●Windows
XP Pentium III/CPU700MHz 256MB RAM


M-Audio Conectiv

専用のコントロールレコード、接続ケーブルは別売りですが、とにかく価格が安い!!
SCRATCH LIVEの約半額で手に入ってしまいます。

CONECTIV本体を購入すると同梱されているソフト“Torq”を使用する事によって、CONECTIV本体とパソコンのみでもDJプレイが可能です(TorqはCONECTIVが接続されていないと起動しません)。又、DJセットとパソコン、Conectivを接続してコントロールレコードを使用してTorqをコントロールすればseratoと同等の使用も可能!!しかもなんとエフェクト10種類(ディレイ、リバーブ、フランジャー、フェーザー、ロー/ハイ/バンドパスフィルター、ディストーション、ストロボ、リバーブ、ブレーク、リピート)を内蔵。VSTプラグインエフェクトもサポートで16基のサンプラーまで内蔵してしまっています。またReWireにも対応している為、同じパソコン内で別の録音ソフトなどを起動して使用も可能です。自宅製作派にオススメな機能が満載です。
【システム要件】
●MAC
G4 CPU/1.25GHz以上
(G5 Dual 2GHz以上またはIntel Core Duo 1.83GHz以上推奨)

RAM:512MB以上(1GB以上推奨)
MAC OS X 10.4.6以降(Mac OS X 10.4.7以降推奨)
※ CPUアクセラレーターカード搭載機は非対応
●Windows
Pentium III CPU/933MHz以上
(Pentium IV 2GHz以上推奨)

RAM:256MB以上(1GB以上推奨)
Direct X 9.0b以降
Windows XP(SP2)以降

次回は Power DJ'sスタッフ と ヒビノ梶iSCRATCH LIVE) と M-Audio(CONECTIV)スタッフの対談レポート掲載予定!!

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