パワーDJ's渋谷 DJ KENTARO INTERVIEW

2016年9月25日にPOWER DJ’s渋谷店にて開催された、『DJ KENTARO WORLD DJ ACADEMYオープン・スクール&SPECIAL SHOW CASE!!』。DJ KENTARO氏がマンツーマンスタイルで行なっているDJアカデミーのオープン・スクールと題して行なわれたこのイベントの中で、使用機材やアカデミーの授業内容、DMC世界チャンピオンの素顔まで、さまざまなお話を伺いました!

■DJ KENTAROインタビュー

ーこれから機材を揃えようという方に向けて、使用されている機材やオススメの機材について教えてください。。

DJ KENTARO:ターンテーブルは※Pioneer DJ PLX-1000とTechnics SL-1200シリーズ、DJミキサーは※Pioneer DJ DJM-S9、RANE SIXTY-TWO、針はOrtofon(DJ KENTARO MODEL)ですね。PCはMacで、ソフトはSerato DJ、製作には※Ableton Liveを使っています。

-ご自身のルーツとなっている音楽のジャンルはどういったものですか?

DJ KENTARO:ルーツはHIP HOPですが、今はクラシックから、BASS MUSICまでたくさんの音楽を聞いています!

-DJを始めた頃はどのくらい練習されていましたか?

DJ KENTARO:出来る限りというか、もう時間がある限り練習していました。1日8時間とか平気で練習していて、学生時代の時はほんとに放課後から寝るまでずっと夜中までやって学校で寝るみたいな感じでした(笑)

-世界中でDJプレイをされているKENTAROさんですが、海外のクラブでの印象深い出来事などありますか?

DJ KENTARO: スロバキアのフェスに行った時にSugar Hill Gangの後にプレイしたのですが、兄から初めてもらったHip Hop CD がSugar Hill Gangだったということもあり、感慨深かったです。

-ここからは本題のWORLD DJ ACADEMY(以下:WDA)についてお尋ねします。始めたのはいつ頃ですか?

DJ KENTARO:1年半から2年くらい前からですね。

-どのようなきっかけで始めたのですか?

DJ KENTARO:DJというカルチャーも含めた『ターンテーブリズム』を若い人たちや皆さんにもっと知ってもらいたいし楽しんでもらいたいなと。シーンを盛り上げるには底上げからしていこう、という基本に戻った感じです。大会に出る目的以外にも、 クラブでDJをしてみなさんを踊らせて楽しませるミックスも、オリジナルのビートや曲を作ってスクラッチをするのも含め、DJは色々あって面白いものだというのを広めていきたいなというのがあって始めました。

-スクラッチやジャグリング以外に、ミックスプレイも教えていただけますか?

DJ KENTARO:僕もイベントなどやっているので、クラブプレイやミックスプレイも教えさせてもらっています。

-どのような方が受講されていますか?

DJ KENTARO:初心者の方から玄人の方、女性の方、外国の生徒さんも居ますね。老若男女いろんな方が来て頂いて、スクラッチだけを教えてほしいという方や大会でのルーティン作りをしたいという人もいて、様々なスタイルの方に来ていただいています。そしてDJ YUTOが、昨日(9/24、ロンドンにて開催)DMCの世界大会で優勝しました!ついにうちの学校から世界チャンプが誕生しました!」

-DJ YUTOさん、2016 DMC 世界チャンピオンおめでとうございます!!!DJ YUTOさんはどんな方ですか?

DJ KENTARO:22歳の大学生でまじめな好青年の、とてもいいDJですね。とてもルーティンも考えていて、今回のワールドファイナルのルーティンもアイディアを一緒に考えて練って作りました。ルーティンからもパーソナリティを見てもらえると思いますが、基本的にいい人ですね。

-WDAに入学された時はどのくらいのレベルでしたか?

DJ KENTARO:最初からうまかったですね、YUTO君は。過去にDMCの東北大会にも出ていました。ルーティンを聞いて、それのフィードバックが欲しい、というのを彼も言っていたので、僕も最初はそのルーティンを見て、ここはこうしてみたらどう?という感じでした。音楽がすごく好きで、スクラッチとかジャグリングとかそういうのも大好きなイメージですね。

-DJ YUTOさんに続け!ということで、アカデミーに関する質問をもう少しさせてください。アカデミーでの授業はどういった内容 で行なっているのですか?

DJ KENTARO:基本的には90分間のマンツーマンスタイルで、カリキュラムは生徒さんとヒアリングをしてカスタマイズしています。例えば、ルーティンを作るのであればみなさんに曲を持ってきてもらって、それを元にこういうルーティンが作りたいという希望があれば、その希望に添って作っていきます。普通に曲をスクラッチしたりジャグリングしたりっていうのはベーシックですけど、最近新しい試みもしています。「スキップレス」といって、曲をエディットして133bpmという早さにするとワンループが同じ所で回るようになります。生徒さんに持ってきていただいたトラックを僕がableton Liveというソフトでチョップしてエディットをし直して、それをその場で生徒さんにパスして、ジャグリングしてみるという即興制のある90分間を最近試みています。その場の90分で僕も一緒にルーティンを作るし、生徒さんにもヘッドフォンでルーティンを作ってもらって、ビートのこの部分がいいなというところをableton Liveでエディットをし直して、そのビートを更にリメイクしてもらう、というスタイルとかを楽しんでやっていますね。

-生徒の方が実際に公の場でプレイできるようなサポートはされていますか?

DJ KENTARO:現場でプレイ出来るようになったら、僕がageHaなど各地でやっているBASECAMPというイベントの中>の1つのステージ、『WDAステージ』でのプレイや、東京以外の都市でのプレイも含め、僕らのつながりを通して現場になるべく出て行けるようなサポートをしています。

-最後に一言お願いします!

DJ KENTARO:ぜひ興味のある方はDJing、ターンテーブリズムを一緒に勉強していきましょう!これから始めようという>方も音楽が好き、ということはみな一緒です。音楽を一緒に楽しみませんか?

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●DJ KENTAROプロフィール

ターンテーブリストであり、サウンドクリエイターである日本のDJ。世界最大のDJバトル「DMC World Final 2002」において大会史上最高得点というギネスを残し、文字通り圧勝でアジアから初の世界チャンピオンになる。その後、国内のビック・イベントや海外のフェスティバルなどに積極的に出演。40日間に渡るソロEUツアーなどを収めたDVD作品「National Geoscratch」を2005年1月にリリース、同DVDに収録された”Loop Daigakuin”は、Youtubeの視聴回数300万ビューワーを越える。またNHKの番組「トップランナー」やSpace Shower TV IDなど数々のメディアにも積極的に登場し、2004年12月にはUK屈指の老舗レーベル(Ninja Tune)の音源のみを使用したミックスCD「On The Wheels Of Solid Steel」が世界リリースされる。また様々な楽器奏者や歌い手ともセッションを重ね、国内外アーティストのリミックスや楽曲参加など、数多くの作品を世に出している。2006年4月に(Ninja Tune)とアーティスト契約を交わし、1stソロアルバム「Enter」を2007年に世界リリース。その独特にして強烈なリズムとジャンルを縦横無尽に駆け巡るサウンドデザインが評価され、オリコン・インディーズチャート1位、iTunesのダンスチャートではアルバム、シングル共に1位を獲得。2008年にはUKのレゲエ・レーベル(Pressure Sounds)よりレゲエオンリーの「TUFF CUTS」、また自身のレーベル(Endeavor)から「”NAMA” Live Mix」と立て続けにDJミックス作品をリリース。2010年は、(Ninja Tune)のレーベル創立20周年を記念したコンピレーションCDに参加。2011年4月にはカリフォルニア州で行われた米最大級の音楽フェス、コーチェラ・フェスティバルに出演を果たす。2012年には2ndアルバム「Contrast」をリリースし、新たにBass Music Festival「Basscamp」を新木場ageHaにてスタート。同年夏にはフジロックのホワイトステージにも出演した。2014年10月にはロンドンで行われた「DMC World Final 2014」でのパフォーマンスも成功させ、地球上をジャンルレスな音楽観と共に飛び回るターンテーブルマエストロ、DJ KENTAROは、今もなおターンテーブリズムシーンの最前線を走り続けている。2015年Vol 5, 2016年Vol 6とBASSCAMPは海を越えフィリピン、プエルトガレラにて開催、成功を収めた。2015年からは自身が講師を務めるDJスクール「World DJ Academy」を開校した。

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