61Stratocaster NOS (3CS)
Built by Chris Fleming
名工クリスフレミング製作のスラブボード・ストラト!

ストラトの中では定番中の定番であるスラブボードのサンバーストは、ある意味では作り手によって個性の出易いスペックのギターではないかと思い、何名かのビルダーに同様なスペックでのオーダーを依頼しました。ギター製作に精通したマスタービルダー達は自分の思い描くサウンドを具体化する為に、その方向性に沿ってベストな材を選び、組上げやセッティングに気を使う事で、理想の響きを持ったギターを完成させます。ですので、ビルダーの好みやクセなどによって、見た目は同様でも出力されるサウンドは様々なトーンを奏でてくれるのではないかと思います。

基本的なスペックはオーソドックスなスラブボードのストラトとし、ピックアップにはAbbyのハンドワイアードのピックアップをセレクト、演奏性を考慮し指板Rを9.5Rでミッドジャンボのフレットという所は共通です。仕上げもルックス的な差は出辛いようにNOSとしました。

本来はバリバリのヴィンテージスタイルを造らせると上手いクリス・フレミングですので、渋いレリックなどの人気が高いのですが、この人の造るギターはルックスだけではなくサウンドまで含めて、ヴィンテージテイストを感じさせる所がポイントです!やはり近年名を馳せるビルダー製作だけあって、このギターも極上サウンドを持った逸品に仕上がりました!

まず、ルックスから見ていきますと、やはりバーストの感じはそれぞれに個性が有り、このギターの場合には3トーンサンバーストの黒色部が太く、内側の黄色味が濃い目な60年代初頭のストラトによく見られる風合いを持っております。この渋いバースト感を持ったギターを手にして弾いてみると、生音からしてスパンッと張りの有る暖かな響きを持っております。そのままアンプにプラグインすると、ガッチリと中音域にコシが有る野太いトーンを持っていながらも、各弦の分離感が良いクリアーに抜けるサウンドです。深く歪ませても潰れる事無く、存在感溢れるサウンドがゴンゴンと響いており、木目細かいシルキーなドライブ感が心地良く感じられます。綺麗に柾目に木取りされたネック材からの影響でしょうか、ストレートに伸びるサスティーンを持っており、単音ソロでグイグイとチョーキングすると陶酔してしまいそうなサウンドです。

このあたりのサウンドメイクは、さすがクリス!と思わせる出来で、オーソドックスなルックスを持っておりますが、使い込むほどに味わいが深くなるギターではないかと思います。



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