〜 サンディングとシェル本体への加工 〜

成型が完了したシェルは、熱を冷まし形を安定させる為しばらく保管されます。その後正確な深さに合わせて両端をカットし、シェル表面と内側をヤスリがけ(サンディング)します。カバリングフィニッシュになるシェル、インレイ入フィニッシュのシェル、サウンドフォーカスリング付のシェルは、サンディング後にそれぞれの加工がなされます。


両端をカットしたシェルを専用の機械にセットし、シェル成型時に付いた余分な接着剤を落とし、ペイントフィニッシュの塗料を乗せ易くする為、表面をヤスリがけします。
シェルが回転しながらヤスリが上下することでまんべんなくサンディングする事が可能です。
シェルの固定金具は、もちろん全てのサイズ分が用意されております!!
粗い目から細かい目のヤスリに変更し、シェル内側もサンディングを行います。機械で足りない部分は人間の手を使って、目視で確認しながら丁寧に作業を行います。
サンディング終了後のシェル達。
最終的な仕様の違いで、ここからの加工が若干変わります。
カバリングフィニッシュになるシェルは、カバリングの端を固定する溝を切ります。この加工を施す事によってカバリング材の重なる部分の浮きが無くなり、見栄えも強度も優れた仕上がりとなります。
シェルと同様にカバリングシートそのものも、貼り合わせの部分を若干削りシェル表面を滑らかに仕上げる工夫をしております!!
あらゆる作業工程部署には、このようなチェックシートが貼られております。自らの作業による不良やミスだけでなく、前後の作業工程のチェックも行い、不良発生率を限り無くゼロにするための工夫だそうです。
インレイ付フィニッシュのシェルはこの機械でシェルに1プライ分の厚さの溝を切ります。
溝切り完了後のシェル。

ちなみにアバロンインレイのモデルとカバリングインレイのモデルでは溝の幅が変わります!!
インレイ入れは完全に手作業で行います!!長めに切った細いカバリング材を溝に貼り付けていき・・・
微調整をしながら接合部に合わせてカット!いきなりピッタリ合わせようとせず、長めに切って少しずつ合わせていくのがポイントのようです!!
こちらはアバロンのインレイ材。ラッカーで仕上げた後にバフ掛けを行い、表面を少し削るため、ギター等に使用されるアバロンより厚く成型されております。
サウンドフォーカスリング(以下SFR)付のシェルもここで加工を行います!まずSFRをつけるシェルと同じ口径のシェルを規定の幅にカットします。
シェルの内側に入るように、まず輪をカットします。
シェルの内側にSFRをあて若干長めになるようにカットします。
おおよその長さのSFRをあて、微調整を行います。
ここからの調整はカンナで少しづつ行います。
この作業を繰り返し・・・
仮入れをして確認後、接着します!!
ここも手作業!!

SFRの外側とシェルの内側に接着剤を塗り・・・
まずは素手で押し込めるところまで押し込みます。
次はSFRの接合部を万力で固定し・・・
ここでもカチコミ!

添え木を当ててハンマーで面が揃うまでひたすら叩きます!!
エッジ側からのカチコミ終了!!
次は反対側から添え木を当ててカチコミ!!継ぎ目を中心に確実に圧力を掛けていきます。同工程を反対側
にも行い・・・
余分な接着剤を拭き取ってSFR取り付け完了!!手作業と思えないほど精巧な仕上がりとなっております!!
これぞ職人業!!


1
工場立地のご紹介
5
サンディングとシェル本体への加工
2
材の保管、選定
6
ペイント&バフィング
3
材のカットと下準備
7
エッジ加工&穴あけ
4
シェル成型
8
パーツ取付&梱包


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