Fender Tweedと言えばChampに続いてDeluxeは外すことのできない名機中の名機アンプです！
Princetonほどのサイズながらも非常にパンチの効いたFenderトーンをアウトし、歯切れよく艶やかなクリーンとヴォリュームUPして行くにつれクリスピーなクランチサウンドを生み出します！

ヴォリュームはメモリで「2」のあたりからしっかり鳴り始め、さらに上げていくにつれてドライブ感が強くなりより豊かなハーモニクスをもったトーンへと変化して行きます。音量自体は大きく変化せず音の深みが増していくような印象です。

P-90での試奏では非常に豊かなミドルを持ったファットなサウンドをアウトしてくれ、コンパクトなキャビネットがフルで鳴って独特な暴れ感がありながらもローエンドは締まっており、フルヴォリュームでも耳に痛くないトップエンド。音の輪郭もハッキリとしており角の取れたサウンドのP-90でもぼやける事なく、クリアなコード感を体感できました。新品と言う事もあり音は少し硬さを感じますがスピーカー、キャビネット共にエージングが進めば非常に良いサウンドを響かせてくれる事と思います！

扱い易さも非常に魅力的で、自宅での演奏は防音室等でなければ少々厳しいとは思いますが、クラブやバーなどでも最適な音量でブレイクアップしてくれる事でしょう。
ジャンルを問わずお勧めできる極上のTweedアンプです！

「57 Custom」シリーズ、クラブギグ等にオススメのモデルDeluxe Amp！
内部に関しては、他の57Customモデル同様、拘りのパーツ・レイアウトで作られております。バックパネルを外すと、拘りの内部を一望できるのも良いですね。マニアには堪らないんじゃないでしょうか？

さて、肝心のサウンドですが、まず第一にワット数のわりに音圧がありますね。音が凄く良い感じに飛んできます。1ヴォリューム仕様の為、アンプでドライブさせる為には音量を上げる他ないので、場所によっては使いづらいい事もあるかもしれませんが、シンプルなコントロールが故のダイレクトなサウンドは弾いていて楽しくなります。

ヴォリュームを3くらいにすると歪み始め、それ以上にあげると音量と言うよりは歪み量のみが変化していく印象でした。やはりツイードのデラックス、ドライブサウンドが秀逸です！音に膨らみがあり飽和したファズの様なサウンド。それでいて芯は残っている、非常に良質なサウンドです。同シリーズのPro、Twinに比べ、一番飽和感が強い様に感じます。勿論、ピッキング等への追従性も非常に良いので、ギターのコントロール次第でバッキング、リードと音色を変える楽しみもあります。

音量もあるので、シンプルなバンド編成であれば対応出来そうです。

試す際は是非、しっかり音量を出し、ペダル等は繋がず試してみてください！！

■Output: 12watts 8ohms ■Tube: 1 x 12AY7、 1 x 12AX7、2 x 6V6、1 x 5Y3(Rectifier)　■Speaker: 1 x 12" Eminence Alnico Magnets　■Controls: Instrument Volume、Mic Volume、Master Tone ■Cabinet: Finger-Joined Solid Pine　■Size: 42.5(H) x 50.8(W) x 24.13(D)cm　■Weight:11.8kg