きになるおもちゃ

きになるおもちゃ "K" プロフィール

日本最大、最人気と言っても過言ではない楽器紹介ブログ"きになるおもちゃ"(http://d.hatena.ne.jp/toy_love/)を運営。ギター、アンプ、エフェクターから9V電池まで、膨大な数の楽器関連情報を配信し続けて今年で10年目となる。また、シンコーミュージックから発刊されているThe Effector Bookではコアな楽器人を紹介するコラム"世界のマニアックさんたち、こんにちは"を連載中。

2015-04-27

きになるおもちゃの中の人に聞いてみた

-どんな事から伺おうか迷うのですが、やはり前振りに自己紹介的な事をお願いしたくてですね、まずはお名前をお願い致します。

K-きになるおもちゃのKです。よろしくお願いします。

-ありがとうございます。現在どちらにお住まいなのですか?勿論、大雑把で結構です。

K-奈良出身ですが、今は仕事で別の地方にいます。

-ありがとうございます。普段は仕事をしながらきになるおもちゃを運営していらっしゃるのですか?

K-その通りです。平日はだいたい仕事から帰って、一眠りしてから更新したりしています。

-なるほど・・・超ハードワーカーですね・・・

K-いえいえ、馴れました。(笑)

-きになるおもちゃを始めたのはいつ頃からですか?

K-2006年11月7日です。当時はまだ大学生でした。

-大学生!それに来年で10年!!凄いですね!!!

K-最初は暇つぶしでブログを書き始めたんですが、当時予想以上の反響で。これは10年続けたらどうなるだろうと思っていましたが、今だにだらだら楽しんでやっています。

撮影機材
K氏がきになるおもちゃの更新に使っている撮影機材。趣味でも写真を撮っているそう。
録音機材
きになるおもちゃ中にある音源は殆どこのKoch Classis SE 6WとSENNHEISER e935、e945で録られているとの事。

-10年は凄いですよ。楽器業界全体、売る方から買う方まで、色々な方から感謝されていると思いますよ。

K-もしそうならとてもありがたいです。

-では、どこでどのようにして、毎度あそこまでの膨大な情報を集めていらっしゃるのですか?

K-基本的にネットです。日本に入ってくる製品でも先に海外で情報が出ていたりするので、それを見たりもします。ただやはりお店の新着情報が一番ですね。最近はTwitterなどでの情報もありますし。

-お店の情報と言うと、例えばイケベ楽器のHPやSNS関連って事ですか?勿論、他の楽器店さんの場合でも同様に。

K-そうです。

-これは特に個人的にお伺いしたいのですが、よく見る楽器関連のサイトはありますか?個人のブログや、海外のサイトでも大丈夫です。

K-Disco Freq's Effects Databaseは色々と便利です。あそこはブランド情報とか、そのブランドの出身が分かるのでとても重宝しています。

-あそこは良いサイトですよね。あのサイトはヨーロッパのどこだかの何人かが共同で運営しているそうで、中の人とフランスのEbayでイタリア製のファズを競った事がありますよ。(笑)

K-流石ですね。(笑) あと、がっきや速報という楽器店情報を載せている関係で、毎日楽器のネットショップを数十サイトくらい見ています。

-がっきや情報、今回初めて知ったのですが、情報が要点だけの最小限で見やすいですね。便利そうです。今後、個人的に使用させて頂きます。(笑)

K-ありがとうございます。(笑)あと始めた当時はEffector Mania(2010年に閉鎖)ってサイトに頑張って追いつこうと、よく見ていましたね。

-Effector Maniaも老舗の良いサイトでしたね。ちなみに、そもそもKさんはどんな楽器を弾かれるのですか?

K-昔はピアノを習っていました。あとはギターがメインです。ベースはエフェクターの音を確認するくらいしか出来ません。(笑)

-ギターの情報も最近ではよく掲載されていますが、ギターはどんな物をお持ちなのですか?

K-ギターは、ざっくりレスポールカスタム、初代ロボットSG、ES-335ストラトテレキャスジャガーJカスタムのRGシェクターの7弦と、グレッチ6119と・・・あといくつかあります。

Guitars
K氏がお持ちのギターの数々。この写真に写っている以外にも数本をお持ちだとか。

-ちなみに、本数で言うと何本ぐらいお持ちですか?

K-20本は無いです。15~6本くらいかな・・・

-とは言え、なかなかの数ですね・・・中でも好きなギターメーカーはありますか?

K-やはりFenderとGibsonは圧倒的ですね。気持ち的にはGibsonなんですが、弾くとFenderの方が好みだったりします。

-次にエフェクターはどうでしょうか?数が多いとは思うのですが、まず何台ぐらいお持ちですか?

PEDALS
K氏がお持ちのコンパクトエフェクター。これ以外にもスペースの関係で写真に写せなかった物が多数有り。

K-たぶん100はいっていない・・・はずです。おそらく。(笑)(※その後、数えてみたら軽く100台を超えていたそうです。)

-やっぱり3桁ですよね!(笑)

K-ギターもエフェクターもそうなのですが、買ったものを売ったことがないんですよ。家では完全に居場所を奪われています。(笑)

-その気持ち、よく解ります。(笑)まあ、しょうがないですよね。

K-一度、床にあったLandgraffにつまずいて転んだことがありますw

-なんて贅沢な。(笑)

K-壊れなくて良かった。(笑)

-こっちの世界でよく言われる"足の踏み場所しかない"状態ですね。(笑)

K-そうです。フットスイッチって素足で踏んづけると痛いんですよ。(笑)

-秘孔に入るとツライですよね。よく解ります。(笑)その他、エフェクターは主にどんな物をお持ちなのでしょうか?

k-エフェクターは、色々あり過ぎて難しいですね・・・

-まあ、なんせ100台近いとの事ですからね・・・好きなエフェクターメーカーはありますか?勿論、一つでなくても結構です。

K-好きなメーカーも色々ありますが、なんだかんだでBOSSへの気持ちは特に強いですね。あとはBJF系、LandgraffLovepedalあたりは好みです。

-4つ挙げて頂きましたが、まずBOSS。BOSSは凄まじく偉大で素晴らしいメーカーではありますが、BOSSのどんなところがお好きなのでしょうか?

BOSS
K氏も強い想いを寄せるBOSSのコンパクトエフェクター。ヴィンテージから最新モデルまで多数所有されている。
BOSS2
BOSSのコンパクトエフェクター1号である名機 CE-1と、最初期のアナログディレイDM-1.

K-全てが理に適っているところです。例えば、ハンドメイドブランドでは絶対NGなノイズが出ていても、それを必要とする人がいればやり過ぎるハイゲインにまで設定出来たり。きちんとバランスを考えて作られているのに超尖った要素も入っていたりする。

-なるほど。例えばどの機種でその事を強く感じますか?

k-全般的にですね。例えばST-2OD-1XDS-1Xのハイゲイン設定だったりとか、尖った要素ではTE-2とかSL-20も発売された時にはびっくりしました。

-SL-20は前衛的ですよね。今もなおずっとラインナップし続けていますし、表沙汰になっていないまでも有名なプレイヤーが使っている事も多いですし。

K-いろいろ使えますよね。真面目な方向ではRE-20等も凄いクオリティだと思います。

-RE-20も名機ですね。RE-201をリアルタイムで知っている人にも受け入れられていますし。では次にBJF系という事。このBJF系というと具体的にどのブランドの事ですか?BJFEの事ですか?

K-BJFE、Mad ProfessorBearfootOne Control等、BJFが関与しているブランド全てですね。勿論、オリジナルBJFEはやはり圧巻ですが、前述のどのブランドにも驚きがあります。うまく言えないのですが、音の質感が共通していて、それが好きなのかもしれません。

BJF関連
エフェクター設計の超鬼才、BJFが設計したエフェクターの数々。

-まさしくそうですね。毎度驚きがあります。それらBJF系の中で特に好きなエフェクターというと何になりますか?

K-なんだろう・・・BJFEのHoney Bee O.D.が一番かもです。あとはMad ProfessorのSky Blue Overdriveあたりは特に変わっていると思います。

-Honey Bee O.D.は良いですよね、本当に。私も大好きです。Sky Blue Overdriveも好きですね。

K-Honey Bee O.D.はローゲインドライブだと思われているんですが、ゲインを大して上げなくても音が前に出てくれるので、聞いている以上にハイゲインな音が録れたりします。BJFマジックってこの事かと。

-Honey Bee O.D.は間違いなく超名器ですね。次にLandgraff、Lovepedal、この二つのメーカーを好きな理由はと言うと?

K-やはり質感になってきますね。Lovepedalは特に初期物なのですが、製品として完成された存在感と、出て来る音の気持ち良さが好みです。製品としての完成された感じとしては、Landgraffは何か安定感があるどっしりとした雰囲気があるのに対し、初期LovepedalとBJFEはどこか繊細なところがあるように思います。

LANDGRAFF
LANDGRAFFを始めとするハイエンドエフェクターの数々。
LOVEPEDAL
初期のLovepedalやFulltone等のブティックペダルの走りと呼べるモデルも多く並んでいる。

-初期Lovepedalも良いですね!

K-良いですねー。バースト時代はまた格別ですが、その後のハンドワイアードの時代までは特に素晴らしいです。

-バーストの頃のCOT 50、Eternity、ハンドワイアードのSuper 6、Death of a Vox、Purple Plexi・・・最高です。。。

K-COT 50が最初に弾いたLovepedalでしたが、本当に大きな衝撃でした。こんな上質というか、上品なエフェクターがあるのかと。

-あれは衝撃的でしたね。生産数、塗装、音、雰囲気、全てを含めて本物のブティックでした。

K-ですよね。回路がどうとか、価格がとか、ブティック系というのはいろいろ言われることもありますけど、ああいった完成度の高さ、全体のものがあってこそですからね。

-Landgraffもブティックの走りとして偉大ですし、先程おっしゃっていた安定感、ってキーワードはまさしくその通りだと思います。どのモデルにもLandgraffならではの安定感があるように思います。

K-Landgraffの完成度の高さは圧巻ですね。初めて手に入れたDynamic Overdriveはじっと眺めていても飽きなかったですよ。Landgraffは、「いつでもこの音が出せる」という安定感もありますね。安心して使えます。

-Lovepedal、Landgraffそれぞれ好きなモデルというとどのモデルになりますか?

K-LovepedalはハンドワイアードのCOT50 です。LandgraffはDistortion Boxですね。これは単に音の好みで。

-LandgraffのDistortion Boxってどんなアンプでも良い音を出す事が出来て、本当に凄いエフェクターだと思います。Lovepedalの方は現行品で好きなモデルはありますか?

K-AMP 11がとても良かったです。 あとはKalamazooも独特の質感があっておもしろいと思います。

-AMP 11は凄まじいコストパフォーマンスでしたね。次に、今一番アツいと思っているエフェクターブランド、メーカーはどこでしょうか?

K-JHSWampler、Walrusは明らかに飛び抜けていますね。日本でもやはり人気が高いと思います。

-JHS、Wamplerは特に人気が高いのですが、Walrusのどういったところにアツさを感じますか?もちろん、アツいヒット作を多く出しているブランドではありますが、具体的には?

K-かつての熱いブティックペダルにあった、アーティスティックな感じが強いと思います。音や機能などは勿論良いのですが、あの一目でWalrusと分かるデザインはペダルボードで存在感がありますね。

-確かにそういった点は感じますね。続いて今後将来有望なブランドと言うと、それも前述の3ブランドになりますか?もしくは他に将来有望なブランド等はありますか?

K-エフェクターブランドって、本当に毎日のように新しいブランドが出てきていて、将来有望という意味ではどのブランドにも可能性があると思います。 しかし、トップを捕るか、というとやはり前述の3ブランドでしょうか。 あ、あと忘れてはいけない、というか忘れてたのが、t.c.electronicStrymonですね。頭が完全にハンドメイド歪み系になってました。(笑)

-確かに。両ブランドは開発力が凄いですからね。

K-素晴らしいですね。どちらも一度は人気が少し陰って、そこからまた上がっていたというところもおもしろいです。 t.c.electronicはかつて「ラック界のBOSS」と言われた程、ラック全盛時代に天下を獲ったブランドなんですよね。なのでペダル全盛になってから苦労したと思います。 Strymonは以前のDamage Control名義をやめて出来たブランドですが、これもペダルサイズの小型化の波に一度は飲まれたと言えるかと。 そこから這い上がった事はやはり努力と研究の成果だと思います。

strymon
高音質、高機能、省スペースとして高い評価を得ているStrymonの空間系エフェクター。

-両社共にエフェクターに対する情熱ですね。素晴らしい。 個人的にStrymonのBig Skyは大好きですし、t.c.electronicもG-systemNovaシリーズはやはりクオリティが高いです。ちなみに、今きになっているエフェクターってありますか?もしくは既に弾いたエフェクターの中でも、最近特に良かった機種があれば教えて下さい。

K-新製品を見過ぎていて、意外に難しい質問かもしれません・・・あ、最近弾いた中では、JHS Colour Boxはぶっ飛んでましたね。(笑)コンセプトとしてある意味では近いのですが、LeqtiqueのCLHDも良かったですね。

-CLHDは文句無しに良いですね。で、もう一方のColour Boxはずっと気になっていながら試せてないんですよ。。。どんな感じでしたか?

K-Colour Boxは、とにかくギターエフェクターでは無いものをエフェクターにしてきたな、と感じます。歪ませようと思えばファズみたいな音も出ますし、ちょっとチープなコンプレッサーみたいな音にもなるし。本当に、ミキサーにギターをそのまま突っ込んだみたいな感じですよ。

-先月、色々なアウトボードにギターをそのまま突っ込んで音を出すような機会があったのですが、NeveのEQや有名なSSLのミキサー等にギターを繋げても音良いんですよね。apiの512Cってプリアンプはアウトボードでもギターによく合う音でした。そんな事をやってましたので気になるんですよね、Colour Box。

K-あ、今思えばVivaceっぽいのかも知れないですね。CLHDの時も少し思いましたが。エフェクター的な要素が強い順にCLHD>VIVACE>Colour Boxでしょうか。

-あ、なるほど!凄く解りやすいです。

K-本物のアウトボードよりはエフェクトっぽいとは思いますが、Colour Boxも綺麗なクリーンも作れます。ただ、とにかく作るのに時間がかかるみたいで、なかなか売っていないんですよね。。。

-この話に付随して、実は最近アウトボード系コンプってワードを流行らせようとしてるんですよ。(笑)

K-明らかに流れはありますよ。アウトボードっていうか、Urei系コンプ。

-そうですね。1176を元にしたコンプが台頭してますね。

K-台頭していますね。なかなか高価なものが多くて、誰でも使えるって感じではないですけど。

-やはり青線が引き金になった気がしますね。今でこそ1176を元に、って聞き慣れましたが、青線が一番最初だった気がします。発売の順番で言うとEmpressもかなり早かったのですが、認知させたという点では青線がオリジネイターだと思います。

K-確かに。あれは早かったですねー。KeeleyがROSSに火を付けたみたいに、今後もっと入手しやすいモデルも増えてくるかも知れません。

-そうですね!入手し易いで言うと、HOTONEのKOMPも同じくアウトボードのLA-2Aを元にしているんですよね、確か。

K-そうなんですよね!

-予想だにしないですよね。発売当初から音は結構好きだったんですが・・・それでも意外過ぎて。

K-HOTONEは全体的に音良いと思います。今では中国のブランドのペダルも一大勢力ですね。

-まさしく一大勢力ですね。特にHOTONEの完成度は抜きん出てると思います。前にLeqtiqueのShun Nokinaさんにインタビューをさせて頂いた際、Shun NokinaさんもHOTONEはクオリティ面で高く評価していましたね。

K-あの外見は出てきた時びっくりしましたね。で、実際に音を出したら音も良くて2度びっくり、みたいな。

-音良いんですよね!先のKomp以外にもEkoBluesは個人的に特に好きなモデルです。

K-本当にどれもクオリティが高いし、機能もツボを付いていて素晴らしいです。

-その他、ここ最近のエフェクター市場にKさんが感じる傾向等はありますか?

K-大手メーカー、最近はBOSSも新しく変わる姿を見せていますが、今人気のある大手は、ある意味で「ブティック化」していると思います。

-ブティック化、と言いますと・・・?

K-一番分かりやすいのがMXR/Dunlopです。ジョージトリップスが入ってから明らかに変わりましたし、最近はFuzzrociousとのコラボをやったり、明らかに「ビルダーの力」に重点を置いている感じです。 Strymonとt.c.electronicは、デザインの思想にブティックの考えが入っている感じです。アナログ感のあるペダルや、ミニサイズペダル等ですね。BOSSの技シリーズも同様の方向性だと思います。

-言われてみれば確かにそう感じますね。。Dunlopはまさに仰る通りですし、BOSSの技シリーズのBD-2wSD-1wにもブティックを意識した節がありますね。特にBD-2wはブティックの類である色々なモディファイBD-2と比較された特集が雑誌でも組まれて話題になっていましたし。

K-ギタマガのやつですね。あの企画は面白かったです。NAMMでDODもBlack Artsとコラボしていましたね。

-このDODのモデルはチェックしていなかったのですが、確かにこれもブティック化に見えますね。今は近々のエフェクターのお話をお聞き出来たのですが、去年のエフェクターでTOP5を決める事は出来ますか?

K-去年ですね。ちょっと待って下さい。話題性含みで、こんな感じでしょうか。
1:Electro-Harmonix Soul Food
2:BOSS BD-2W
3:KORG Miku Stomp
4:JHS Colour Box
5:Electro-Harmonix B9
3、4、5あたりは難しいですけど・・・

-なるほど。では、それぞれどのような理由で選ばれたのでしょうか?

K-Soul Foodは、Kloneという大勢力を作り上げたということです。これも大メーカーのブティック化の一例かも知れません。 BD-2Wも大きな話題と衝撃でした。 3~5位あたりは、やはりこれまでと違ったオリジナリティのあるエフェクトという意味がありますね。

-Miku Stompはもうぶっ飛び過ぎて最高でしたね。

K-最高でした。あれRobotalkとかかけるとめっちゃ面白いですよ。本当の意味でロボットボイスになります(笑)

-Robotalkは試してないですね!面白そうです!私のオススメはEffector 13/Devi everのフィードバックループに繋ぐ事ですね。Truly Beautiful DisasterのフィードバックループにMiku Stompは鬼畜です。。

K-フィードバックはヤバそう。(笑)あとShimmerリバーブをかけるとただでさえ天使のミクがエンジェルヴォイスを装備します。(笑)

-あーそれも良さそうですね!神々しい感じになりそうですね。(笑)

K-なりますよ!あとエレハモのB9も今までに無かったオリジナリティ溢れるモデルですね。

-B9の衝撃は凄かったですね!ミクストンプと同様にあそこまでギターとは離れた音がギターから、しかもコンパクトエフェクターで出ると絶対的にびっくりしますね。

K-そうなんですよ。あれは素晴らしいです。結構それっぽくなりますし。きになるおもちゃでもココで2014年に話題になったエフェクターを纏めているので、解りやすいと思います。

-ありがとうございます!!では次に、今後出るエフェクターにはどんな事を期待していますか?

K-デザイン、音、機能、全てをきちんと、エフェクター1つ1つを「作品」として出してくれるようになると、また選び甲斐が出て来るだろうと思います。音の方向性としては、ハイファイ化とヴィンテージ志向の2極化が進むでしょうし、空間系はさらに幻想的な方向に行くんじゃないかと思っています。

-なるほど・・メーカーに対してはどんな事を期待していますか?

K-そうですね、もっと独りよがりになっても良いかもと思います。作り手やメーカーの思いが伝わってくるようなものが好きなので、そういう方向性が分かるようなものが増えてくると楽しいですね。

-もっとエゴを突き通したようなエフェクターが見てみたいと?

K-はい。勿論それだけじゃダメですけど。(笑)

-ではでは、今後エフェクターの市場全体はどう変化していくと思いますか?今は街にちらほらと楽器店があって、輸入代理店があって、また別に自社で輸入をするお店もあって、ECサイトも数多くあって。大なり小なりは勿論ありますが、今後このような形態は変わると思いますか?もし変わるとしたらどのように変わると思いますか?

K-日本の楽器店の流通はどう見ても世界最強なんです。イケベさんみたいな大きなお店は勿論ですが、それこそ地方の小さな楽器店でもLandgraffやMad Professorやらを取り寄せることが出来るなんて、世界どこにもありません。この形態は少なくともしばらくは変わる事は無いと思います。かつてGibson、今度はFenderといったエフェクター以上の大手が直接参入しつつありますが、やはり形態が変わらなかったことを見ても明らかかと。同時に、WebやSNSでの発信力が重要になってくるのも事実だと思います。エフェクター専門店を冠するお店も増えていますが、独自性と発信力を持っているからこそ出来る事だと思います。

-なるほど。Gibson、Fenderの件は非常に大きな出来事ですので、確かに説得力のある言葉ですね。

K-海外の楽器店、例えばGuitar Center。品揃えでは日本の方がずっと上ですからね。

-実際にGuitar Centerには行った事がありませんが、話は聞いています。去年Musik Messeに行った際、ドイツで楽器店に5店ほど入りましたがエフェクターは1台もありませんでしたし。。

K-ブランドとの直接取引が基本ですから。楽器店がそれを賄うという事はとても難しいと思いますよ。

-Kさんは楽器店の店頭で楽器を買われる割合は高いですか?

K-いえ、通販が基本になっています。地方なのでなかなか見る機会が無くて・・・。 ただ今は写真も精細になっていますし、これだけ毎日楽器を見ていると現物を見なくてもなんとなく分かってくるようになっていて。(笑)でも普通の人にはやはり現物を見て、試奏してから買うことを薦めます。

-では次に、どんな市場があれば良いと思いますか?お店、サービス、ECサイト等の事ですね。

K-難しいとは思いますが、地方の人でも気軽に試奏出来るようなサービスがあると良いとは思います。とはいえ現状でも満足していますので、あと色々な新製品が入って来るのが楽しみ、という感じです。(笑)

-試奏はやっぱりしたいですよね!実際に弾いてみるとどんな情報とも違う事って、当たり前にあると思います。

K-ですね。あと試奏ルームを設けたお店が増えて欲しいです。使うアンプの音量でエフェクターの印象って全然変わりますし。特にファズ。

-よく解ります。試奏室完備の当アンプステーションを是非ご利用下さい。(笑)では次が最後の質問です。今は色々と多極化している様々な楽器ですが、そもそも楽器とはどうあるべきだと考えますか?

K-自由であるべきだと思います。ちょっと前にとある有名なバンドのギタリストが「まだギター弾いてるの?」のような発言をして話題になったと思うんですけど、例えばそこにはそういった意図があったんじゃないかと思います。そこまでいかなくても、ギタリストって意外と保守的なところがあるように思うんですね。となると、当然そのニーズに合わせた製品も保守的になると思います。もっと自由に、それは別にノイズ系とかじゃなくて、例えばデザインとか、エフェクターの色にこだわって集めるようなのも良いと思います。理想としては、やはり欲しいと思ったものをみんなが我慢せず手に入れるようになると良いですね。それが楽器全体の活性化にもなりますし。

-自由に、、、まさにそうですね。ありがとうございました!


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