フェンダー・ジャパン、ファクトリー潜入レポート!
 
今や入門、ステップアップ・ブランドとして、圧倒的なシェアーを誇るフェンダー・ジャパン。
メイド・イン・ジャパンの優れた製品クオリティーによる高い信頼性と、歴史あるフェンダー・スタイルを脈々と受け継いだ確固たるサウンドは、世代や性別を問わず、多くのギタリストに愛用されております。

今回は、現在フェンダー・ジャパンのギター/ベースを生産しているフェンダー指定工場にイケベ・スタッフが突撃潜入!
その優れたクオリティーとサウンドの秘密に迫ってまいりました!
 
ファクトリーに到着し、まず驚いたのがその意外にもモダンな外観!この中で、日夜フェンダー・ジャパンの優良モデル達が作り出されているのですね!

普段なかなか目にする事の出来ない楽器製作の現場を
目の当たりに出来るとあって、期待に胸が高鳴ります!

それではお待ちかね、早速その内部に潜入してまいりましょう!
 
■木材の加工
こちらのブースでは、角材の状態で入荷してきた木材を、機械を使い大まかな形にまで加工をしています。
十分にシーズニング(乾燥)された木材を、杢目の方向や状態を見極め、ボディー・ネックの形に製材した際に好ましい杢目が現れるように選定し加工します。右の画像が削り出しの完了したボディー。

まだコンター等も無く、角が立ったままですが、この時点で既にかなり見覚えのある形に仕上がってますね。
 
■ネックの加工
ネックは機械での加工を終えた後、トラスロッドを仕込み、細部のシェイプを整えます。この工程では手作業の割合が高く、熟練のスタッフが丁寧且つ手早く作業をしている姿が見られました。特に演奏性に大きく影響するネックシェイプの加工に関しては工程が多く、様々な機械・器具を用いながら作業を行います。
 
また、入念な木材選定をしたとしても、加工工程の中でフシやシミが発生してしまう事があり、それらの木材はジャパン・メイドの厳しい基準により選定され、右画像のように破棄されてしまうのだそうです。この製品に対する高い拘りこそが、フェンダー・ジャパンの優れた製品クオリティーに繋がっているのですね!
 
ポジションマークは、一つ一つ手作業で埋め込まれます。
左写真ではフレット打ちまでが終了したネックがズラリと並べられていますね。
また、右写真のノコギリのような形状の刃がいくつも付いた見慣れない機械は、フレット溝を切り出す機械のようです。
 
■ボディーの加工
ボディーもネック同様、サンドペーパーなどを用い手作業にて更にシェイプの精度を高めると同時に、機械加工後のボディーの凹凸や傷を丁寧にサンディングします。

こちらも塗装後の仕上がりに大きく影響する為、熟練の職人が細心の注意を払って行います。
右写真のように生地研磨の終了した木材は、湿気などに気を付けつつ綺麗に重ねて管理され、続いて塗装工程へと移ります。
 
ネック・ポケットにはこの時点で型番が刻印されています。
こちらの機種はテレキャスターカスタムの様ですね。
 
■ネック塗装
そしてお待ちかね、こちらのブースではネック塗装を行なっています。専用の台に複数本のネックを並べ、効率的に塗装をしている様子が確認できます。

左写真ではメイプル指板の為、指板面にも塗装をしておりますが、ローズウッド指板の場合には右写真のように、指板面を丁寧にマスキングし、塗装が乗らないようにしています。
 
写真の様に、吹き付けしたネックは重ねて管理し、乾燥→吹き付けの作業を繰り返し塗装します。トップコートの前には、ヘッドにご存知「フェンダー」のロゴが貼り付けられます。このロゴ・マークこそが、直系ブランドの信頼と誇りの象徴なのです!
 
■ボディー塗装
こちらでは、ガラスで仕切られたブースの中で、ボディー塗装の吹き付けをしています。
天井から吊り下げられた冶具を取り付け、専用のスプレーガンで塗料を吹き付ける作業は、簡単な様に見えて、非常に経験と技術が要求されます。
こちらも乾燥→吹き付けの作業を繰り返し、理想のカラーへ仕上げていきます。
 
固体によってカラーに差が出ないよう、色見本と照らし合わせながら、一本一本丁寧に吹き付けしている姿が印象的でした。
 
吹き付けが終了したボディーは専用のブースで乾燥され、研磨工程へ移ります。
この時点で吹きムラや気泡が発生してしまった物に関しては、一般基準では修正しない様な程度であっても、塗装を全て剥ぎ、また一から塗装し直されるそうです。
こちらにも手間隙を惜しまない、製品に対する深い拘りが覗えますね!
 
■バフがけ
吹き付けが終了したボディー・ネックは、続いて塗装の最終工程である研磨に入ります。
まず、水に浸したサンドペーパーで水研磨を施し、塗膜の凹凸等を研磨した後、右写真のようにバフがけを行います。
この作業の出来栄えによって、完成後のギターの外観が大きく左右される為、熟練のスタッフが手作業にて丹念に艶出しを行います。
 
写真のように、組み込みが完成したギターであっても、細かい傷やムラがあった場合にはその都度バフがけをし、調整をします。

常に厳しい検品基準をクリアした製品でなければ出荷しない、この拘りこそがフェンダー・ジャパンの優れた製品クオリティーと高い信頼性の秘訣なのです!
 
■組み込み
バフがけが完了した後はいよいよ最終工程!ボディーにネックをセットし、ペグやブリッジなどのハードウェアー、ピックアップを始めとした電気パーツの組み込みに入ります。
工程が多岐に渡る為、それぞれ作業ごとに分担し、丁寧にギターを組み上げていきます。
 
ハードウェアー・電気パーツの組み込みが完了したギター/ベースは、弦を張り、ナットの溝切りやネック・オクターブの調整をします。
この工程は経験と知識が必要とされる為、専任のスタッフが拘りを持って行ないます。
 
組み込みが完了したギター/ベースは、再度汚れや傷等が無いかチェックをし、梱包へ移ります。
広いブースの中央には梱包待ちの楽器達がズラリ!
中にはUSAやEUのタグも見られ、アメリカやヨーロッパへの輸出用の楽器達も並んでいました。
 
■梱包
こうして製造が終了したギター/ベース達は、専用のブースで厳重に梱包され、イケベ楽器店は勿論の事、国内外の各ディーラーの元へ届けられます。こちらの作業においても、ジャパン・メイドの誇りと拘りをもって、細かなキズ等が発生しないよう配慮して行っていました!
 
 
■ファクトリー・ツアーを通して
フェンダー・ジャパン・ファクトリー潜入レポート
お楽しみ頂けましたでしょうか?

今回、工場にお邪魔して何より驚いたのは、工場内部までが常に綺麗な状態に保たれていた事でした。
直接品質に関わる事ではないとしても、そういった細部までに至る美意識が、フェンダー・ジャパン製品の品質にも表れているのではないでしょうか。
また、工場内で働く全ての方達が、確かな技術と品質に対する高い意識を持ってギター製作に当たっている姿を目の当たりに出来、改めてジャパン・メイドの精神性・拘りが感じられました!
 
このようにフェンダー・ジャパンのギター/ベースは、日本で日本人が「ジャパン・メイド」の誇りを持って製作しており、それによって優れた製品クオリティーと高い信頼性が生まれているのです。
まだフェンダー・ジャパンに触れた事が無い方、またこのレポートをご覧になりフェンダー・ジャパンに興味を持たれた方は、是非イケベ楽器店の店頭にて、その優れた製品クオリティーをお確かめ下さい!
イケベ楽器店では、常時充実在庫をご用意して、お客様のお越しをお待ちしております!
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