「WSR総裁 額田(ぬかだ)です。リペアは、一種の芸術だ!」
「ノイズレス加工とは一体何ぞや?」とお思いの方も多いと思いますので、今月は「ノイズレス加工」のお話です。「自分のギターはノイズが多い」と思っている方には絶対オススメの話であります。具体的には、次の2つの方法があります。
- 1.
回路自体(全体)をシールディングする
- シールドコードと同じ原理の方法です。シールドコードとは、芯線の回りを、高い密度で編み込まれた線でシールドしているケーブルの事で、この原理によりギターの信号は殆どノイズを拾わずアンプに達する事が可能になるのです。もしシールドの編み込み密度が低かったり、途中で切れてたりすると、そのコードはノイズを拾いやすくなるワケで、回路をシールディングしていないエレキギターなどは、まさにこの状態にあるのです。
それでは実際問題としてギターのコントロールキャビティやピックガードの裏に編み込みシールドを張るのか?といっても、それはあまりスマートな方法とは言えないのでアルミテープをピックガード裏に貼り、キャビティーの中に導電塗料を塗ってシールディングする訳です。
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- 2.
ピックアップをシールディングする
- この方法には色々なやり方がありますが一般的にはポールピースをアースに落とし、コイルに銅箔テープを巻く、という方法をとります。これによりポールピースのタッチノイズを減らし、ピックアップが拾うノイズを減らします。ところがこの方法は「ハイ落ちがかなり著しい」という短所もあるのであまりお奨めしません。又、不可能なものもあります。
普通は(1)の方法で、弦アース(弦に手を触れ、人体をアースとする、皆様がよくやる方法)に触れても、触れなくても殆ど変わらないぐらいのレベルにまでノイズを抑える事が可能です。(1)+(2)、または(1)+(HS-3など、質の良いハムキャンセルピックアップ)というダブル処理を施せば「EMGか?」と思う程になります。現在ではすでにノイズレス加工を施したギターもかなり出回っていますが、完璧な処理とは言いがたい物が多く、ノイズが充分取れていません。完璧を求めるなら、ぜひWSRにお持ち込みください。
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