WSRより愛をこめて第50回

 

「ペグ交換のお話」

 皆さんこんにちは!このコラムも今回でなんと50回目になりました!(番外編もいれると54回)いつもほんの少しだけですが、コラムを読んでいただいてありがとうございます。

 さて、先月まで長々と続いて退屈だった「観念のお話」は終わりにして、今月はまたリペアについてのお話をしていきましょう。ペグは皆さんが普段ギターを使っていて、壊れてしまったからとか、機能性を高める意味でPUの次に交換する機会が多いパーツの1つだと思います。外見が似ているからといって簡単に取りつけられるかというとそうでなかったりするのが悲しいところなんですね。

 まず1つはペグ穴、ブッシュ、ビス穴の互換性の問題。一般的に良く使われているGotoh製「SD-91」というクルーソンタイプの場合、ブッシュの外径が8.8ミリなので、ヘッドには約8.5ミリの穴があけられています。これを同社のマグナムロックという「SD-91」にロック機能がついたペグに交換する場合、ビス穴は「SD-91」が基本になっているので、まったく変わりありませんが、ペグ自体のシャフトの径がSD-91では6.35ミリなのに対してマグナムロックでは6ミリとなっているので、当然ブッシュの内径が違うように作られています。(外径は8.8ミリで一緒)さらに、これをFenderの「F Key」に交換する場合だと、シャフト自体の径は6ミリなのですが、シャフトの根本部分が9.5ミリになっているのと、ブッシュの外径が約10ミリあるので、ヘッドのペグ穴は約9.8ミリ必要になってきます。ブッシュの交換はネジを外すように楽ではないので面倒くさいかもしれませんが、取りつけることが出来ないならともかく、内径の多少の誤差でも、ペグ本来の機能を果たすためには必要なことなのかもしれません。次に、シャフト(ストリングポスト)の高さの問題。これは、タイプの違うペグを取りつける場合、考えなくてはいけないことの1つで、例えば、ポストの高さがストックのものよりも高くなってしまえば、ナットにかかるテンションが不足してしビビってしまうこともありますし、逆に低くなってしまうとヘッドの厚みとの関係で、弦が巻けない!というような状況に陥ってしまうこともあります。ポストの高さが違えば、当然テンション感が変わり、それが多かれ少なかれ音色にも影響を与えるという事を忘れてはいけません。

次回は「未定」です。


........残念ながら、ここまでで雑誌に連載のコラムは終了いたしました。
   構想も新たにwebにて展開する「WSRよりもっと愛をこめて」 にてお楽しみ下さい!

 



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