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-----ギターマガジン'96年12月号より-----
『調整について その1』
| 今回は調整のお話です。調整と一口にいってもイロイロありますが、ネック、弦高、オクターブのお話から。 WSRにも、これらの調整で持ち込まれる方がいらっしゃいますが、本当はプレイヤー自身が行うにこしたことはないと思います。「出来ない」とみなさんは思うかもしれませんが、「知らない」だけなのです。だから「ツボ」をお教えしましょう!
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『調整について その2』
| 前回からだいぶ時間があいてしまって「一体いつになったら始まるんだ!」とお思いの方もいらっしゃると思いますが、お待たせしました!調整の続きです!前回はトラスロッドをまわすところまでだったのでその続きから・・・ |
| 5. | もうネックまっすぐになっていると思いますので、弦高調整です。 みなさんが行う場合、弦を押さえた感覚や、目で見て決めていると思いますが、これは非常にむずかしく、各弦のバランスをとるのが大変で、WSRにビビリやツマリで持ち込まれるギターの30%くらいは、弦高の下げすぎによるものです。ですから、スケール(ものさし)を使うことをオススメします。数字で計ることによって各弦のバランスもとりやすくなり、適度な弦高も得やすくなります。さてスケールを使って何をするかというと、まず最終フレットにスケールを垂直にあてて弦の下の部分からフレットまでの間を計ります。それを1〜6弦まで順に行います。WSRでは1〜6弦まで順に高くしていき、低い設定では、1弦側が約1.5mm、6弦側が約2mm、高い設定で1弦側が約2ミリ〜2.5ミリ、6弦側が約3mm〜3.5mm、ぐらいに設定しています。すべての弦を同じ高さにするより、このように設定した方がバランスも良いようです。
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| 6. | 5の要領で弦高を調整してもまだ原稿バランスが悪い場合は、ナット溝の不揃いが考えられます。また開放で鳴らしたときに音が出なかったり、ビビリのある場合はナット溝が深くなりすぎているケースが考えられます。 ナット溝のチェックは簡単で、2フレットを押さえて1フレットと弦の間をみればわかります。これで隙間がなかったら要ナット交換、間が開きすぎていれば要調整となります。都合上ここまで! その3に続く....... |
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『調整について その3』
| 長々と続いた「調整のお話」ですが、やっと今回で完結です。いままでのお話、覚えていてくれていれば幸いなのですが。 最後はオクターヴ調整です。理論的に説明すると、「調整のお話」がまた来月に続いちゃうので、簡単に説明します。より正確な音程を得るために必要不可欠なこの調整、その方法は・・・ まず12Fのハーモニクスでチューニングを合わせた後、12Fを押さえた実音と、12F上のハーモニクスのチューニングが合うように調整すればいいのです。もし実音が低ければブリッジのコマをネック側に、高ければボディエンド側にずらせます。この作業の注意点は、面倒でも一度チューニングをゆるめてから行うという事です。そうしないと弦が傷ついたり、折れ曲がったりしてしまいます。さらに、コマを前後に動かした後は、弦高が変わってしまうので、最後に弦高調整を行い、もう一度オクターヴチェックをしてあげましょう。以上のやり方でもオクターヴが合わない場合は、たいてい弦がブリッジ部、またはナット付近で折れ曲がっている事が考えられます。また、ごくまれにブリッジの取り付け位置がずれている事がありますので、その様な場合はWSRにお持ち込み下さい。 |
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