WSRより愛をこめて〜第30回

 

「配線工具について・はんだゴテのお話」
 

皆さん今日は!先月まで約1年かけて電気パーツのいろいろを話してきたので今月からは配線についてのお話をしていきましょう。
実際の作業をするにあたっては必要な工具の有無や工具の善し悪しは”作品”(あえて言わせてもらう)の仕上がりに大きな影響を与える物だと思いますので、まずは工具のお話、それも最も基本となる「はんだごて」から話を進めていきましょう。

 配線の仕上がりの70%近くはこの「はんだごて」の使い方だと思いますので、そのテクニックをひきだす上で、これの選び方はとても重要になってきます。実際にお店に買いに行くとやたらと種類が多くてどれを買っていいか迷ってしまいますよね?そこで、私が思うはんだごての選び方を紹介しましょう。

・ヒーターの種類  
現在市販されているものにはセラミックヒーターのものと昔ながらの電熱線を使ったもの(ニクロムヒーター)があり、若干セラミックのものの方が高いのですが、電源を入れたときの温度の上昇が早く、こて先を固定するためのビスが付いていないので、作業性が高くて良いと思います。(図1)

・ワット数  
ワット数が大きくなればそれだけ熱量が上がり、トレモロハンガーなどの多くの熱量を必要とするはんだづけには実に有効ですが、溶けやすい皮膜を持った配線材やVLXシリーズのレバーSWの配線(98年6月号「SWのお話・」)には不向きだと思います。又、ワット数が大きなものは必然的にはんだごて自体の大きさも大きくなって、重量も重くなるので、操作性が悪くなり、狭いところのはんだづけが行いにくくなってしまいます。それを解消するためには100Wぐらいのこてと20Wぐらいのこてを2本持つことをお勧めします。又、最近では20Wのはんだごてのグリップにスイッチが付いていて、それを押している間だけ80Wのはんだごてに早変わりするものがあるので、こちらを使うと一石二鳥ですね。  ちなみに私の場合、2〜3年前までは2本を使い分けていましたが、現在では後者を使用しています。

・こて先  
こて先にはとんがった図2-Aと先端が斜めにカットされている図2-Bのものがあります。熱を伝えるという意味ではBの方が優れていると思いますが、細かな作業を要求されるEギターの配線ではAの方が使い易いと思います。Aのタイプで多くの熱量を必要とする部分のはんだづけにはそれなりのテクが必要になりますので、これも2タイプ用意してあると便利かもしれません。私は1本で充分ですが・・・。   

WSR-7go .JPG (17996 バイト)
実際のはんだごての使い方は恐らく数カ月先になると思いますので皆さんお見逃しないように!  次回は「配線工具について・」です。

Copyright(C)1999-2008
IKEBE GAKKI Co.,Ltd. All Rights Reserved.