WSRより愛をこめて〜第27回

 


「弦アースのお話」

「俺のリペアはいつもセメント勝負!みなさん、目をさまして下さい!」
皆さん今日は!お元気ですか?今月は久しぶりに本編に戻って弦アースのお話です。

今日皆さんが使っているEギターの多くは弦アースがとられており、弦に触れていな いときに鳴っているノイズも弦に触れると消えるようになっていますが、弦アースが とられていないEギターも確実に存在します。

今回は弦アースそのものの理屈ではな く、そういったギターのお話しをしていきましょう。
 例えば、Fender Telecasterの場合、弦アースはとってあるのですが、いわゆる” 弦アース線”というものがありません。このギターの場合は、ブリッジプレートにマ ウントされるPUビスを通じてPUの下側に取り付けられたプレートがPUのコールドに配 線されています。要するにPUのコールド線と”弦アース線”が一緒になっているわけ です。よって、何らかの原因でPUの位相を入れ替えなくてはならない場合はプレート からの配線も入れ替えてあげなければなりません。又、PUを交換する際、PUの下側に プレートが付いていないタイプのものは新たに”弦アース線”を増設してあげなくて はいけません。

70年代後半から80年代前半にかけてのギブソンLPモデルはノイズを軽減させるため 、ジャック、ポット、スイッチなどの電気パーツが金属製のシャーシに覆われており 、弦アースはとられていません。しかし、いくら回路をシールディングしたところで 、弦アースをとってあるものと比べると、ノイズの大きさは否めないので、この場合 、テイルピースのスタッドアンカーを抜き、その穴から、コントロールキャビティー に向かって穴をあけ、弦アースを増設したほうがいいと思われます。

EMGなどのローインピーダンスPUがマウントされているギターの場合では、100%で はないにしろ弦アースがとられていないギターが多く存在します。もともと誘導ノイ ズが少ないPUなのでそれに気付かないプレイヤーも多いようです。しかし、使用条件 によっては、ノイズが気になる場合も出てくると思いますので、その場合はやはり弦 アースはとったほうがよいでしょう。私の経験によると 、STEINBERGER,SPECTOR,ALEMBIC等の数々のモデルで確忍できましたよ。よってこれ らのギターのPUをハイインピーダンスのものに交換する場合も弦アースの増設が当然 必要になると思います。

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来月は ”コンデンサーのお話”です




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