WSRより愛をこめて第19回
 

みなさん!お待たせしました!以前紹介した「チタンサドル」が発売になりました。今回発売になるのは下の2種類です。 国産チューン・O・マチック用 ¥6,000(※装着済みブリッジセットも¥8,500であります。) Gibson ABR-1用 ¥6,000 尚、国産のタイプは適応しない機種もあるのでその場合は装着済みのタイプをお求め下さい。又、この記事が出る頃にはベース用サドルも発売になっていると思いますのでお問い合わせ下さい。

 『電気パーツのお話』 第2章・スイッチのお話-1

5fig.jpg (24233 バイト) さて今回からスイッチのお話です。 今月はチタンブリッジ発売の案内にスペースを割いてしまったので、ストラトのP.Uセレクトなどに使われるレバースイッチの構造を簡単に説明することにします。みなさんご存じの様にレバースイッチには3点の物と5点の物とがあり、使い勝手に応じて取り付けられています。3点スイッチは3つの入力をそれぞれ1つずつ出力するのに対し5点スイッチではそれに加え、隣り合った入力を同時に出力する、いわゆる“ハーフトーン”を出すことが可能です。 ハーフトーン時において図のタイプの5点スイッチでは隣り合った端子に幅広の導電体が同時に接触する方式なので、この時に隣り合っていない入力のもの(フロント+リアなど)を出力するには、特殊なスイッチや配線をしないとできません。 次回は、この続きです。


WSRより愛をこめて第20回
 

『電気パーツのお話 第2章・スイッチのお話-2』

前回はレバーWの基本的な構造についてお話しましたが、今月は代表的な3機種の構造・特徴の違いを紹介いたします。

《国産VLXシリーズ》※図-1
これは恐らく国産SWでは最も多く出回っているタイプではないでしょうか?使われている部品も少なく構造も簡単なクローズドタイプ(回路がカバーで覆われている)です。しかしこのカバーは樹脂でできている為、SW本体をアースに落とすが出来ず、ノイズを増やしてしまう可能性があります。又、P.Uを配線する端子がこのカバーに直接取り付けられていて板バネの様にSWの導電板に接している為ハンダの熱によってカバーを溶かしてしまうと端子が動いてしまい、音が出なくなってしまうので注意が必要です。

《国産YMシリーズ》※図-2
このタイプもVLX同様クローズドタイプですが多分現在市販されているレバーSWの中では最も複雑な構造をしていると思います。配線する端子はハトメによってエポキシ板に固定されている為借りにカバーの樹脂が熱で溶けてしまっても回路自体には殆ど影響ありません。又、本体内のパーツは金属のプレートに取り付けられている為アースを採る事ができます。このSWにはレバー本体に板バネの様な端子が付いていてエポキシ板にプリントされた基盤の上を動くようになっていて、この複雑な構造の為に意外にガリが出やすく壊れやすいです。

《CRL》※図-3
これは前途の2機種と違い、オープンタイプです。エポキシ板にハトメで固定された2毎1組の端子間を導電板が通過する様に出来ていて、さらに1ポジションに付き2つの接点があるため“ガリ”は非常に出にくいです。(※図-4)又、仮にガリが出たとしてもオープンタイプなので接点の洗浄が簡単に出来るという利点があります。又、ほとんどの部品が金属でできているのでアースもバッチリ採れるし、耐久性もバツグンに良いです。金額は国産のモノに比べると少し高いのですが交換の際にはこれをおススメいたします。 次回は、この続きです。

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WSRより愛をこめて第21回
 

『電気パーツのお話 第2章・スイッチのお話-3

7fig.jpg (37619 バイト) 前々回はレバーWの基本的な構造、前回はそのメーカーによる構造の違いについてお話しましたが、今月は特殊なレバーSWの解説をいたします。
《4回路5接点スイッチ》※図-1
このSWは一般的なレバーSWが2回路3接点なのに対し、より多彩なバリエーションを楽しめる4回路5接点に増えています。従来のものはクリックポジションが5つあっても接点は3つしかないためハーフトーンのポジション時には隣り合った接点を共有させることにより2つのP.Uを同時に出力していますが、4回路5接点SWはハーフトーン時においても接点はそれぞれ独立しており、4つの回路から構成されている事と相まっていろんな可能性が生まれるワケです。

 

じゃあ、実際にどの様な事ができる様になるのかという例をあげると、
1、3シングルの場合……3P.U同時出力や、フロント&リアのハーフトーンなど。
2、2ハムの場合……通常2ハムで可能な3バリエーション(フロント、F&Rミックス、リア)に加え、さらにF&Rをそれぞれタップした状態でのハーフトーンミックス(スクリュー同士の場合とスラッグ同士の場合で2バリエーション)を配線可能とし、1本のギターで合計5バリエーションの音色が出力可能になります。
3、HSHの場合……通常HSHでミックス可能なのは隣り合ったP.U同士のみ(Fタップ&センターのハーフミックス、センター&Rタップのハーフミックス)に限られていましたが、独立接点によりセンターをとばしたF&Rのハーフトーンミックスをも配線可能(スラッグまたはスクリュー)としました。それ以外にも、2回路3接点SWでは不可能だったEMG-89を使用した場合のオートタップ(S・ヴァイ配線など)も可能になります。

今までは上記のサウンドバリエーションを作るためにはSWの順番も限定されるうえにミニSWなどを増設しなくてはならなかったのですが、これならミニSWを使わずにいかなる順番にもアサイン可能になります。 この様に実にいろいろなサウンドバリエーションを可能とする便利なレバーSWですが普通の3シングルSTに普通の使い方をする配線には向いていません。
1回路で済む配線を2回路使わないといけないからです。又、回路数が多いために本体の厚さが約2倍ありコントロールのスペースにある程度余裕が無いとマウントができません。さらにレバーの可動範囲が従来のものより大きいためP.Gかボディの穴を少し広げてあげないと両サイドのポジションで音が出なくなってしまいますので気を付けましょう。 次回は、トグルSWのお話です。



WSRより愛をこめて第22回
 

『電気パーツのお話 第2章・スイッチのお話-4

さて今月はトグルSWのお話です。
先々月までに紹介した“レバーSW”がフェンダー系の多くのギターに採用されているのに対し、“トグルSW”はギブソン系の多くのギターに採用されています。その構造は50年近く昔から使われている事もあって古典的かつユニークです。
このSWは板バネ状の4枚の端子(アースを入れると5枚)とレバーで作られているのですが、レバーが支点を軸にテコの要領で動く事により、2枚の入力端子が2枚の出力端子にくっついたり離れたりして出力切り替えを行っています(図-1参照)。またこのトグルSWにも国産のものと輸入(スイッチクラフト社)のものとがあり、端子の位置が違うので注意が必要です(図-2参照)
高さもそれぞれ違い、取り付けに必要なザグリの深さも異なりますので確認して下さい。(国産≒24mm、輸入≒39mm) 最後にトラブルについて。このSWはレバーSWと違い、接点がくっついたり離れたりするだけなので酸化・汚れにより音が出なくなるというトラブルが比較的多いような気がします。
その際は接点を耐水ペーパーの#600〜#1000ぐらいで磨き、さらにCRC556などを軽く吹き付けてやれば良いと思います。又、板バネの変形やレバーの磨耗によってレバーを倒してもすぐに戻ってしまう時があります。その時は板バネの形を整えれば良いのですがかなりの根気を要しますので交換した方が良いかもしれません。 次回は、「ミニSWのお話」です。

《WSR修理持ち込み大歓迎!WSRへの修理は、イケベ各店まで!》

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