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| FRT(フロイドローズ、ライセンスド共に)は現在最も多くのプレイヤーに支持されているビブラートユニットの1つであります。しかし多くのプレイヤーは“?”と思うような使い方をしているようです。そこで今回は、「FRTの弦の張り方と調整について」についてお話したいと思います。 |
| 1.弦の切り方
FRTに一般の弦を張る場合、ボールエンドを切り落とす必要がありますが、この時にラウンド弦は巻き返し部分を2mmぐらい残して切り、プレーン弦は巻き返しを残さず切り落として下さい。(Fig.1) これはラウンド弦の場合、巻き返しを残さず切ってしまうを巻きがほぐれてしまう可能性があり、プレーン弦の場合は巻き返しを残したままにしておくと弦をサドル部でロックした後、巻き返し部からプレーン部が抜けてしまう可能性があるからです。数社から発売されている「フロイドローズ専用弦」はこのような失敗が無い様、予め処理が施してあります。 |
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2.サドル部のチェックと
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3.ナット部のチェック
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| 先月は弦を張る所まで説明しました。そして今月は調整についてのお話です。現在FRTユニットは多くが落とし込み加工によって“フローティング”されています。これは調整するには実に面倒くさいですね。スプリングのテンションが弦高・オクターブ・フローティングの状態を変えてしまい、調整のやり方を心得ていないと四苦八苦してしまいます。そこで調整のやり方を説明しましょう。 |
| 1.木片(スペーサー)を入れる方法(Fig.1)
FRTトレモロはチューニングが合った状態でボディトップとブリッジプレートが平行になるのが理想です。差し込んで平行になるような木片を入れて、弦高・チューニング・オクターヴ(「WSRより〜」第5〜8回をみてね)を合わせた後、木片を外します。そうするとおそらくブリッジプレートが上下どちらかに傾き、チューニングがずれるハズです。そしたら今度は、A音が合うまでトレモロスプリングのテンション調整スクリューを回します。そうするとボディトップとブリッジプレートが平行になり各弦のチューニングもほぼ合っているハズです。あとは微調整して完了です。このやり方だとオクターヴ調整もフローティングの状態が変わってしまわないのでラクですね。しかし適度なサイズのスペーサーを作るのが案外面倒かも? |
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2.アーミングアジャスターを取り付ける方法 (Fig.2) 木片を使うやり方だと、調整後には抜いてしまうので1本の弦のチューニングが狂うと他の弦のチューニングまで狂ってしまい、不安定なフローティング状態になりますが、“アーミングアジャスター”を使うとかなり安定したものになります。ふつうのフローティング状態は、弦の張力とスプリングの張力の2つでバランスが保たれていますが、“アーミングアジャスター”は弦の張力よりも強い張力をスプリングに持たせた上で、さらに強い張力でつっかえ棒する事によりフローティング状態を安定させるのです。取り付け方、使い方は取説を見てもらうとして、コレの利点のひとつに、アームアップ方向には動かなくする事も可能なので、そうすればオクターヴ調整もラクにできるという点があります。ただし、これを取り付ける事でアームアップ、ダウン共にアクションは堅くなってしまうのを覚えておいて下さい。 |
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| と、いうワケで、文と図でできるだけ簡潔に説明したつもりですが、わかりづらい点がありましたら、WSRにご来店ください。次回は、「LPのちょっとした配線」のお話です。 | ||