WSRより"もっと"愛をこめて〜第8回


「コーヒーブレイクその1」

 さあ、今回は予告通り”いきぬき”の話です。本編の内容とは関係のないリペアマンのぼやきや新たな発見の話を数ヶ月に1回づつ書いていこうかと思っていますので、よろしくお願いします。

 今回は216Aというフレットの話を書こうと思ったのですが、「さあ、書くぞー」というその時にちょっと変わったPUを紹介されたのでその話をしましょう。もう国内で発表されてから半年ぐらい経っているそうなのでご存知の方もいらっしゃると思いますが「Haeussl」(ホイズルと読むらしい)というドイツのメーカーのPUです。

今回、持ってきてもらったサンプルの中で面白いなぁと思ったのは写真の3種類。
まず、1つ目は「カバードハムバッカー」で、今や高価希少になってしまった「TomHolmes」にかなり似ているカバーのエッジの立ち方をしています。PUカバーのエッジを立たせてなおかつ膨らまないように作るというのは結構技術がいることらしいんですよね・・・。

 2つ目は「木製ハムバッカー」で、ボビンの上部が木製だったり、ボビンの上に薄いツキ板を張り合わせたものはたまにお目にかかりますが、これはボビンどころかシャーシーまですべて木製です(笑)。ボビンの材質やシャーシーの材質は大かれ少なかれ音色に影響をあたえると思われるので、いったいどんな音がするのか音を出すのが楽しみです。

 3つ目は「P-90サイズハムバッカー」で、私にとってはちょっと衝撃でした。何とP-90のザグリはそのままで、通常のハムバッカーがつけられてしまうという代物です。この外側の枠だけでも単体売りしてくれるのであれば、木部を加工せずにPUのシャーシーの幅を少し加工してどんなハムバッカーでも比較的イージーにマウントできるんですけどね・・・。

 全体を通して言えることは製品の加工の精度が非常に高く、非常に高級感があるんですよね。木製のパーツって最初は「オーッ」と思っても良く見てみると結構雑な作りをしている物が多かったですからね。でもこれは十分納得いく作りになっていると思います。さらに、このPUは1個からオーダーが可能でメイプルやローズのほかにもいろいろなエキゾチックウッドを使って作ることが出来るそうです。

 今回は原稿を書く直前に紹介されたものをいきなり書いているので、実際に取り付けてもいないし、音出しもしていません。ですので、遅くとも2週間以内に「コーヒーブレイクその1.5」を書く予定です。その時にはもう少し詳しい資料を紹介したいと思います。

 では・・・。


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