WSRより"もっと"愛をこめて〜第16回
2006年5月22日更新


「コーヒーブレイクその2」

みなさん、こんにちは!毎月更新のコラムの時間です。

今年は春になってから雨ばかりで、なんとなく憂鬱な日々ですね。
冬の異常乾燥とここのところの多湿で、楽器のコンディションはいかがでしょうか?
さて、今回はコーヒーブレイクその2ということで、シングルコイルのノイズ対策のお話をしてみたいと思います。
過去のコラムでも取り上げましたが、シングルコイルのノイズ対策というとドータイトという導電塗料をギターのキャビティーに塗って回路全体をシールディングするのがもっとも一般的です。

この方法は弦アースに触れていない時に出る「ジーッ」をいうノイズを消すのに有効ですが、出音の一番高い周波数帯が少し削れてしまうのが、難点といえば難点でした。
PU本体にいたってはコイルの周りに銅箔テープを巻いたり、ポールピースをアースに落とすという方法がとられています。こちらの場合これのみでというよりは、アクティブ回路を組み込む際にドータイトとこれの2段構えといった感じで行います。
よって、ギターにというよりはベースに施すことが多いです。難点としては、音色があまりにも変わってしまうことと、施すことが出来ないPUがあるということですね。

今までこれらの処理を施しても、弦アースに触れている時に出る「ウーッ」という50Hzあたりのノイズを消すことはできずにダミーPUやコイルを使って軽減させたり(あくまでも軽減)、スタックタイプのPUを使ったりしていましたよね?
でも、ノイズは減らすことが出来ても、完全とはいいがたい物もありましたし、問題の音色がストックのものとは大きく変わってしまうことはどうしても否めない問題でした。
そこで今回はそんな悩みを解消するすごいシステムが発売されたので、ご紹介します。

その名も「バックプレートサイレントシングルコイルシステム」(BPSSCシステム)というやたら長い名前の代物です。
このシステムのすごいところは
@元の音色を損なうことがない
A取り付けが容易

といったところです。

システムというととても仰々しい感じがしますが、商品自体はコイルが埋め込まれた少し大きめのバックプレートと2つの半固定抵抗がついた小さな基盤のみなので、見た目もバックプレートが大きいことを除けば変わりません。

今回、私が試した楽器にはこのシステムをバイパスするSWと、ドータイトのシールディングをバイパスするSWが付いていたので、その差は歴然。確かに「ウーッ」というノイズが消えて、弾いてみると音色がまったく変わらないです。一応、このシステムが取り付けられるギターの条件としては、純然たる3シングル(スタックは不可)のギターで、センターがリバースされていないものでないといけないそうです。

金額は\68,250(税込み)とかなり高価ですが、いままで解消が出来なかったノイズを消せるという脅威の一品なので、取り付けてみる価値は十分ありです!!

次回は「フレット考察その2」です。


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