■Fighting Room
1.Staff Profile ◎WSRでは現在2人体制で作業を進めております。
 (なぜゆえ裸?)

額田 誠 
S45年8月28日生まれ(AB型)

池部楽器という小売店にWSRを設立し、自らの技術、
観念を楽器に主張しつづける男。精度や仕事の丁寧さにはプロアマ問わず定評がある。毎週日曜日に定休を頂いております。

金子 龍平
S58年7月30日生まれ(B型)

'06からのニューカマー。現在、月間150本を超えるWSRの仕事量はこの男の助力をなくしては語れない。今後の成長が楽しみな逸材。毎週火曜日に定休をいただいております。

   
2.FIGHTING ROOM WSRで現在使用している作業工具の一部です。普段皆さんからお預かりしている楽器はこのような工具を使って作業がすすめられています。
■PG作成マシーン

上部がコロになっている特殊なビット(刃)を使い、サンプルと同じ形状のPGを作ることが出来るマシーンです。もちろん、サイドのテーパーも上部がコロになっているビットを使って削っていくので、正確かつ美しいピックガードを作ることが出来ます。オリジナル形状でサンプル(治具)がない場合は治具を起こして、このマシーンを使って現物のPGを作ります。面倒くさいようですが、現物のPGに人間の手をなるべく加えないようにしたほうが美しいPGが仕上がるような気がします。
ザグリ工具

これはWSRで使っているザグリ工具です。左から「ルーター」「トリマー」「ドレメル」の三種類。「ルーター」はビットが8ミリなので、PUザグリやコントロールザグリなどの比較的大きなザグリに使用します。「トリマー」はビットの径が6ミリですので、ザグリの角のRが8ミリだと大きすぎる場合のザグリや2.5ミリのビットをセットしてアコギのサドル溝やレバーSWの溝を掘ったりします。また、コロ付きのビットをセットしてPG作成マシーンに変身したりと最も仕様頻度が高い工具になっています。「ドレメル」は先端に刃だけでなく、ヤスリやバフをセットすることが出来るすぐれもの。フロイドローズのロックナットを取りつけるためのネック加工に使うことが一番多いですね。
テンプレート

これは「ルーター」や「トリマー」を使うときに使うテンプレートです。3ミリのアクリル版で一枚一枚手加工で作られており、このテンプレートがガイドになってザグリの形状が決定されます。よって、これの精度の高さががザグリ加工の精度に大きく影響を与えます。当然の事ながら、1つのザグリ形状には1つのテンプレートが存在するので、現在100枚ぐらいのテンプレートがストックされています。また、ストックされていない物に関しては新しく作らなくてはならないので、今後さらに増えつづけていくでしょう。
ネック治具
 

さすがアメリカ人の発想は違う!と思わせてくれる優れもの。なんと、弦を張ってチューニングを合わせた状態のネックにかかるテンションを作り出すことができるというものです。具体的には、ギターのチューニングを合わせてこの機械に取り付け、ネックのグリップ部分に当るように取りつけられているメーターに現在の状態を記憶させます。そして、弦を外して逆ゾリ方向に動いてしまったネックをヘッドとナット部分に取り付けられるアタッチメントでメーターが記憶している位置までネックを起こしてあげます。こうすることによって、より正確なフレットのすりあわせが可能になります。
バフ

左右のホイールが高速回転して、フレットや塗装面を磨き上げるための機械です。左側のものは布製でフレットやポリ塗装の研磨に使います。右側のものは羊毛で出来ており、ラッカー塗装のものやポリ塗装の仕上げに使っています。真中の四角い棒はバフに押し当てて使うワックスで、それぞれ、金属用、荒目、細目、極細目があり、用途に応じて使い分けられています。
机の中

これは私の机の中です。普段使う工具類のほんの一部が収められています。リペアには前出のような電動工具の他に、いろいろな工具が必要になってきます。フレット溝を切るのこぎり、ナットファイル、金ヤスリ、ツキのみ、彫刻刀、木製の治具などなど・・・。これらの工具のほとんどはDIYのお店でそろえることが可能ですが、中には楽器専用の工具としてアメリカから輸入しないと手に入らないのもあります。
三つ目ドリル
 

すばらしい技術を持った職人さんにドリルのセンターをとがらせてもらった特注品です。これがあるおかげで、ブリッジの穴あけやネックセットプレートの穴あけまで非常に高い精度で加工することが可能です。逆にこれが無いと精度を要する穴あけは恐ろしくて出来ません。このドリルはセンターだけでなく、両サイドもとがっているので、3ミリから13ミリまで約2.5ミリ単位でそろえていますが非常に高価な代物で、セットでン万円もします。
卓上ボール盤
 
チャックの径が13ミリまで装着可能なドリルです。ブリッジのスタッド穴から、PG穴、サイドジャック穴まで多種多用な穴あけをします。ボール盤の左下にあるのはグラインダーで、左右の砥石が高速回転して、ナットや工具の加工、金属パーツの削り出しに使われます。2つはDIYのお店などで皆さんも手にいれることが出来ます。
電動ノコギリ

文字どおり、糸ノコが電動になったものです。PG材やナット、金属プレートの切りだしに使っています。刃の種類を変えることも出来るので、細かい刃をセットして貝のインレイを加工することも出来ます。昔はこれを持っていなかったので、普通の糸ノコで切り出しを行なっていました(笑)。しかし、これの導入によって、作業時間の短縮化と作業精度の向上を図ることが出来ました。


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