皆さんご存知のとおり、ウクレレはハワイの最もポピュラーな、しかも誰でも知っている有名な弦楽器です。ギターに比べ誰でも手にとって簡単に弾ける!そんなイメージからか日本でも50年代に大ブームを巻き起こし、さらに90年代に入って再び人気が急上昇したことは日本人とウクレレの相性の良さを物語っています。特に近年は、値段に見合った素晴らしい品質を持つメーカー、また個人製作家のこれは本当にウクレレなの?と思える程、素晴らしい音色、ピッチの正確さを持つ物が多く生まれています。ウクレレも、まさに楽器としても進化し続けているのです。

まずはまさにヴィンテージと呼べる歴史的にも素晴らしいウクレレの数々からご紹介し、そして近年のモダーンスタイル、珍しいレア物まで、ずらっとご覧頂きます。


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LoPrinzi
NEW!

 現在アメリカ フロリダのクリアウォーター在住
もともと優れた弦楽器製作者であるプリンジは、一時、あのマーチン社のアドバイザーを務めたこともあるという経歴をもっており、おもにクラッシック、スティールストリングのフラットトップギターの製作がメインであります。
1998年よりウクレレの製作を始めており、同時に日本にも入荷が少しずつ始まり評価は徐々に上がっていきます。

1999年にはオオタサンに作ったウクレレが非常に好評で、2001年にはメインのUkuleleとして使用されておりました。
すぐれた楽器を造り続けるオーガスティーノ・ロゥプリンジ、 ウクレレファンの間ではプリンジさんの製作するウクレレの素晴らしさは既に太鼓判です!
アメリカではいまだにカリスマビルダーと呼ばれ、最近はアーチトップの製作にも力をいれているとのこと・・・彼の製作する楽器には手作りならではの暖かさ、優しさが感じられます。
そして今回なんと引退と噂のあったLoPrinzi氏本人が手掛けたウクレレが奇跡の入荷

一時は病気のせいもあり、働ける時間はギター作りに専念したい!と、ウクレレのオーダーはストップしていたプリンジ氏ですが今回入荷分に関しては当店の為に特別に製作して頂きました。しかも今までのラインナップにはなかったモデルです!この機会に是非!

オールコアボディのType-1とType-2いずれもソプラノ、コンサート、テナーの3サイズが入荷です!お問い合わせ下さい。


Vintage/Replica NunesStyle

 1878年にポルトガルの移民がハワイに持ち込んだ故郷の楽器プラギーニヤを、マニュエル・ヌネス、オーガスト・ディアス、ホセ・ド・エスピリト・サント、の3人の職人がハワイアンコアを使って作り始めたのがウクレレの始まりと言われています。3人の中でもっとも有名なのがヌネスの作品、1884年には自身のショップをオープンさせております。
 こちらに紹介するウクレレはまさにヴィンテージ!と言える風格をもつ仕様です。しかもオリジナル?と思われるサイド開きタイプのケース付き、当時のガット弦も残っております。このころのヴィンテージウクレレの特徴としては、フリクションペグと呼ばれる木製の差し込み式のペグが使用されており、ネックに直接フレットが打ち込まれています。サドルが無く、ブリッジに直接弦が張られている物が多いのですが、こちらは珍しいピン止めタイプです。トップには見事なカーリーコアが使われており、ロープバインディングが施されております。


・Kumalae
・Royal Hawaian
・Tabu
 
 ヨナ・クマラエは元々象牙彫刻職人だったが、1911年からウクレレ作りを始め、1915年サンフランシスコで開かれたパナマ太平洋博覧会で金賞を獲得、その後のハワイブームに押され月産300本の大量生産を成し遂げました。
 日本にハワイアンミュージックを初めて持ち込んだと言われる、灰田兄弟が愛用したことで有名なロイヤル・ハワイアン。クマラエのOEMブランドという説がありますが詳細は不明です。

やっぱり、Martin!
 1907年にウクレレ開発を始めたマーティン社。記録によるとその年の12月に試作品を完成させたものの、スプルーストップでブレーシングを施したギターの構造にかなり近い物であった為ウクレレらしい音が出せず、評判が良くなかったとのことです。その後、当時マーティンと肩を張るギターメーカーで、ライバルでもあったデットソン社の技術責任者ハリーハント氏と共同開発を始め、8年かけて試行錯誤を繰り返し1915年ついに最初のプロトタイプ12本が製造されました。
ファーストモデルStyle O 、現在する1916年から30年代のマーティンウクレレの原型となります。翌年1916年よりウクレレはマーティン社のレギュラー商品となり、この年だけで1371本のウクレレが生産されました。この当時から1920年代前半に生産されたウクレレの中には、厚さがまちまちで5〜6mm程薄い物がかなりあります。様々な試行錯誤が繰り返された結果、まさにアメリカンウクレレの金字塔とも言える、最高のウクレレが出来上がったのでしょう。
Martin   ・Style 5K 1920`s  W/オリジナルケース
 マーティンウクレレの中で最高級モデルの一つ。またヴィンテージウクレレでは最も高額な品番です。材はカーリーコア、ヘッドインレイにはアヴァロンパールをふんだんに使用したフラワーポットインレイ、アイボロイドバインディングエボニー指板、スノーフレイクス、ダイアモンド、キャッツアイ指板インレイ、アバロントリミング、アバロニ貝パフリング、象牙サドル、ナット、全てに贅を尽くした5Kは、1922年から1940年にかけ965台作られた後、`41年、〜`42年にかけて、マホガニーのモデルが160台作られた記録が残っておりますが、幻のモデルと言われております。既に5Kは世界中に200本はなく、しかも実際に弾くことが出来るのは100本くらいと言われており、更なる希少価値が高まっています。コレクターズアイテムとして、売り相場が日本でも200万を超える物も出てきています。



Martin
・Style 3K
・3M 1920`s 
 Style 3の典型的なスタイルは、指板のセンターライン、ダイアモンドポジションマーク、ボディエンドのボトムオーナメント、17フレット等です。Style-3はプロフェッショナルモデルとして1918年に販売開始されており、1919年のカタログに登場します。オータサンが愛用しているので有名なStyle-3Kは、ファンなら一本は手に入れてみたいと思うはず!後期になればなるほど、コスト削減の為装飾がどんどん省略されて行きました。

なにはともあれ、Kamaka!
 “ハワイ産ウクレレの代名詞”と呼んでいい程、ブランドイメージが浸透している(とりあえずウクレレをかじった事のある人なら誰でも知っている)有名メーカーですね。1916年マニュエル・ヌネス、ヨナ・クラマエから、製作技術を学んだサミュエル・カマカによって設立されました。パイナップルウクレレは、1928年にU.S.A.パテントを取得し、1930年代はアメリカを中心としてカマカ製品は大ヒットとなり一躍トップブランドとなります。ブルーシール、オールドホワイトインナーラベル、ゴールドラベル、ホワイトラベル等‥、年代により、仕様はかなり様々ですがいずれも素晴らしいサウンドを持っております。機会があれば是非触れてみて頂きたいです。
Kamaka
Pineapple Gold Label 1st 40's
・Soprano Gold Label 1st 50's
 40年代〜60年代に作られた通称ゴールドラベルと呼ばれる頃の作品は、大きくわけて3世代に分類されます。艶消しと艶有りの2種類があり、艶消しの方が年代は古く、ゴールドラベル時代のコア製スタンダードはトップ、バック、ともに1枚板が贅沢に採用されていて(サイドも1ピースの物もあります)、音もカラッとまさにこれぞウクレレと言う感じの素晴らしい音です。

 写真の2本は、ゴールドラベル第一世代です。指板なし、ネックに直接フレットを打ち付け、全てオールハワイアンコア、サドルが無くブリッジそのものがサドルの役目を補う構造になっており、ロープライスペグが採用されています。




Kamaka
・Soprano White Label 1st 60's
・Concert White Label 1st Tiki `71
・Pineapple White Label 2nd 70`s
 ホワイトラベルは第1世代から第4世代にまで分けられます。ゴールドラベルからホワイトラベルに変更されたのが1960年代初期で、以後90年代まで同じデザインでしたが、2000年の仕様変更に伴いラベルのデザインが一新され現在に至っています。60年代初期〜70年代初期まではホワイトラベル第一世代となります。特徴としては、なで肩、小さいサウンドホールラベルの左にHANDCRAFTの明記なし、サイズも少し小振り、等です。ラベル表記がmade in Honolulu Hawaii USAになります。

Sopranoはホワイトラベル第一世代で貴重品!これがオールドホワイトラベルと称されている物です。

Tikiはゴールドラベルからホワイトラベルに移行する過程で、ハワイの神様であるTikiの人形がヘッドについていた時期がありました。ただし時期は非常に短いものであったようです。

Pineappleは第2世代です。形状変化、サウンドホールが大きくなる、指板がコア材になり、その分厚くなる、ラベルにHand Madeの記載、バックのみ1ピース、サイド、トップが2ピース、ペグが少し大きめになる等の特徴があります。

 


ウクレレ新世紀
Modern Style & New Traditions
近年ハワイ産で非常に人気が高いブランド、また日本製で注目を集めている個人製作家の作品等をご紹介いたします。
TODA GUITARS/KAIMANA
・Standard
・Concert tenor
 地道な研究を怠らない職人気質と、アイディアを具現化させるテクニックを持っている「戸田真次」氏製作のウクレレ。ギターを既に当店にて試奏頂いているお客様なら、その非常に繊細な仕事振りは御納得いただけるはずです。とにかく細部まで徹底した心配りが素晴らしい作品、製作技術の精度の高さはハワイ産ウクレレ以上!

 今回入荷分はウクレレプロデューサー、Kaimanaサトウ氏オーダー分です。日本では最近ここまでグレードの高い5Aと呼んでも良い程のカーリーコアは入手が難しい為、サトウ氏がハワイにて選び抜いて買ってきた材にての特別オーダー品。写真下はコンサートとテナーの中間サイズ、通常のテナーより短い408mmスケールになっております。

G-String  
 1993年創立にして、カマカ、コアロハとならび、ハワイの3代メーカーの一つとして、確個たる地位を築き上げたイメージのある
G-String!実は創立者のディレクシミズ氏は小学生後半の頃からウクレレ製作を始めていたとのこと、当時から高級品ウクレレではなく、手頃でしっかりと使えるウクレレを模索していました。そして1993年「自分が弾いて納得できる最高のウクレレ」を極める為、本格的に会社を立ち上げ、現在もコア材選定から、1本1本仕上げから検品や出荷前のチェックにまで力をいれている良心的なメーカーであります。あくまでも弾き手の立場にたって製作を考えているのがG-String ウクレレと言えます。良質なハワイアンコアの特性を生かした、クリアで立ち上がりの良い音が最高の特徴です。
 現在、海外(ハワイ)ではジェームス・ヒル、ケリー・デリマ(カペナ)、ケオキ・カフモク等多くのプレイヤーがG-Stringを高く評価し、ライブ、コンサート等で使用しています。日本でも現在、KONISHIKIさん、山内雄喜さん他多くのプレイヤーが愛用しています。
   

・スタンダードダブルホールM1DH
 ハワイアンコア
 

このウクレレはたまご型の二つのサウンドホールを持つ大変ユニークなモデルです。ロゼットはバインディングが施されており、トップ中央には貝でホヌ(カメ)が形作られています。適度にサスティンが抑えられ、バランスの良いサウンドが得られます。

・コンサート・ハワイアンスタイルC1HS
 ハワイアンコア

トップにレーザーで花が描いてあります。まさに見た目もハワイアン!ロールを弾いて見ると、とてもバランスの良いサウンドを聞くことができます。

・コンサート・ホヌ C1H
 ハワイアンコア 
 

ロゼットに太陽の枠が描かれ、トップに小さいカメが14匹くらい並んでいる愛らしいウクレレです。


番外編!
このチープさがたまらない!でもレア物ですよ!
ラスティックウクレレ
・Finder
・Flamingo
・SilverTone
1949年、あのジャンゴ・ラインハルトが使用して有名になったマカフェリ・セルマーギターを開発した、マリオ・マカフェリ
により考案されたプラスティックウクレレIslanderを初めとして、1969年までの間アメリカ国内では900万本ものプラスティックウクレレが販売されたそうです。FinderとFlamingoは波をイメージさせるマーブル模様、SilverToneはビザールギター系でもお馴染みですね。



バンジョーウクレレ
・Gibson UB1&etc・・・
1918年ウクレレがアメリカに渡ったとき、音量の不足にジレンマを感じそれを解消しようと考えたのがアルヴィン・D・キーチ氏。
アメリカのヴァンジョーとウクレレとの融合を思いつき、バンジュレレを製作、それをパテント登録したのが始まりです。その後アメリカでは数百ものバンジョーウクレレが市場に出回ったとのこと。



●是非ハートマン2Fアコースティックフロアーに遊びに来てください!
まだまだ紹介したいウクレレが沢山ございますが、今回はこの辺で...。
特に近年物はお馴染みのメーカーから新興ブランドまで多数入荷中!
ヴィンテージもまだまだ入荷します。お問い合わせは担当花田までどうぞお気軽に。

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