小松崎です。

毎度おなじみの独断偏見企画「第一印象から決めてました」
今回はディーンのニューモデルをご案内いたします。

みなさまの楽器選びの参考にしていただければ幸いです。
   
今回もハートマンギターズに馴染み深い、ディーン使用ギタリストであるBornのKさんを試奏担当にお招きし、よりディーンギターを皆様にも馴染み深いものに、とご紹介差し上げる次第でございます。
昨年はロサンゼルスでのライヴを2度経験し、現在は日本でのギグを精力的にこなす、Bornのオフィシャルウェブサイトはコチラ
 
小松崎:
(以下のり)
Kさん、今日はよろしくお願いします。
K:
よろしくお願いします。
のり:
あれ、名前変わりましたねぇ、バンド名も!?
K:
まぁいろいろありまして・・・心機一転ですかね。
のり:
そうですか、まぁ深くつっこむのはやめておいたほうがよさそうですね。
K:
(苦笑)
のり:
今日は新作ですよ。
K:
楽しみです!
 
今回試奏アンプには、ヘッドMarshall JCM900/2100SL-Xに、キャビネットにOrange を使用。基本的にはオーバードライヴサウンドにてツマミは動かさず。ギターは、リアピックアップにて主にリフ、ミックスにてリズムフレーズ、フロントピックアップにて主にきれいめフレーズを演奏してもらいました。
では、いきましょう。

Solteroとは
2007年NAMMショーにおいて、ディーンはソルテロというモデルを新機軸として打ち出しました。これまでの変形ギターのディーンというイメージとは違った、オーソドックスなスタイルが話題となりました。
メイプルトップ/マホガニーバックのボディ材に、マホガニーセットネック、2ハムバッキングピックアップというギターの世界ではおなじみの仕様に、ディーン独特の味付けが施されております。他ブランドにはない豊富なカラーバリエーションや、希少木材の使用、こだわりのトーンを持つピックアップというように、他とは違った独特のサウンドキャラクターが魅力のモデルです。


Soltero SL
税込定価 \312,900
■Top/Body:Flame Maple/Mahogany 
■Neck/Fingerboard:Set Mahogany/Ebony 22Frets
■Scale:24-3/4inch
■Nut:1-11/16inch
■Inlay:Abalone Hard Tail
■Tuners/Hardware:Grover/Satin
■Bridge:Tune-O-Matic
■Pickups:Dean DiMarzio Custom Pickups
■Color:Trans Cherry Sunburst Finish、Trans Amber Finish、Trans Black Finish
■ハードケース付属
ソルテロの基本モデルです。メイプルトップ/マホガニーバック、マホガニーのセットネック、2ハムバッキングピックアップ
という、オーソドックスな仕様のギターですが、カラッとしたディーン独特の中域を持つモデルでございます。
後述のジャパンハードテイルと同様にこちらも日本で生産されております。

Soltero SL 試奏レポート
のり:
サウンドはいかがですか?
K:
思っていたより低音がしっかりしていますね。いいと思います。
のり:
同じディーンのハードテイルシリーズと比べるとLPに近いのですよ。ボディの厚さだったり・・・
K:
スルーネックですかこれは?
のり:
セットネックですよ。ピックアップはディマジオ製のカスタムピックアップですね。
K:
んー。フロントもパワーありますね。ソロフレーズの時の歪んだ感じ、暴れる感じというか・・・
のり:
ほう。
K:
ハードテイルは歪んでいてもどこかクリアな感じが残るんだけど、これはしっかり歪みますね。
のり:
なるほど!いいコメントですね、今日はやりやすいですねー。
K:
(笑)。







USA Jerry Cantrell Signature
Soltero Prototype
オープンプライス
■Top/Body:Maple/Mahogany
■Neck/Fingerboard:Set Mahogany/Ebony 22Frets
■Scale:24-3/4inch
■Nut:1-11/16inch
■Inlay:Abalone Block
■Tuners/Hardware:Grover/Satin
■Bridge:Tone Pros
■Pickups:Dean DiMarzio Custom Pickups
■Color:Off White Finish
ハードケース付属
「このギターをジェリー・カントレルが使用するよ」と聞かされたのは、2006年にディーン・ゼリンスキー氏にお会いしたときでした。まさかそのプロトタイプが当店に入荷するとは!
こちらはジェリーのために4本製作したうちの1本ということで、ディーン・ゼリンスキー氏自ら木工、塗装まですべて手がけたとのことです。

のり:
元アリス・イン・チェインズのジェリー・カントレルシグネチャーモデルでございます。いかがでしょう?
K:
これはかなり好きですね。
のり:
どのあたりですか?
K:
アンプの設定は同じですけど、歪み過ぎないというか・・・歪んでいても音がばらけない、まとまりのある感じです。
のり:
弾き心地はどうですか?ネックシェイプなんかも、カントレル本人の希望で、薄いUシェイプになっていますけど。
K:
握りやすいですよ。弾きやすいですね。
のり:
これはプロトタイプで、この仕様は世界にこれ1本だけなんですよ。
K:
んーなんか・・・えっ?これ1本しかないって言いました?
のり:
のり:そうなんですよ。厳密には4本あるんだけど全部仕様が違うみたいなんですよ。本人もこれを実際に弾きました。
K:
(ポロポロ弾きながら)弾いたときのニュアンスが、アンプからきれいに返ってくるんですよ。完成度高いですね。
のり:
ありがとうございます。






USA Soltero IBS
税込定価 \588,000
■Top/Body:Flame Maple/Mahogany
■Neck/Fingerboard:Set Mahogany/Ebony 22Frets
■Scale:24-3/4inch
■Nut:1-11/16inch
■Inlay:Stering Silver/Abalone Hard Tail 12th Fret
■Tuners/Hardware:Grover/Satin
■Bridge:Tone Pros
■Pickups:Dean DiMarzio Custom Pickups
■Color:Ice Blue Sunburst Finish
ハードケース付属
ディーンのUSAモデルは、基本的にショップ等のオーダーがあってはじめて製作されるので(ミュージシャンモデルは除く)、出来上がるギターは1本1本仕様や表情が異なります。こちらのソルテロは、アイスブルーサンバーストという、カタログ外カラーが採用されており、非常にレアなスペックとなっております。ソルテロの最上位機種にふさわしく、極上のマテリアルがチョイスされている点も魅力でしょう。


のり:
これが、USAのソルテロ、最上位機種ですね。
K:
ルックスがいい!
のり:
この、アイスブルーサンバーストはカスタムカラーですね。いいでしょ?まあ、ヴィジュアル業界の方々にも、こういうのはいいんじゃないでしょうか。
K:
(笑)
のり:
サウンドはいかがでしょう?
K:
同じUSAメイドでも、こちらのほうが荒々しい感じですね。SLとカントレルの中間くらいをいってますね。
のり:
うまい感じですねー(笑)
K:
こういうのは激しい曲で歪ませるといい味が出そうですね。
のり:
ありがとうございます。
K:
でもクリーントーン時の高音域のまとまりがちょっと足りないような・・・(録り終えたサウンドをチェックしながら)あれっ、でも外音だとまとまりありますね。
のり:
大きな会場向きですかね(笑)






Japan Hard Tail Pro Tremolo Quilt TBK
税込定価 \231,000
■Top/Body:Quilt Maple/African Mahogany
■Neck/Fingerboard:Set Mahogany Soft V Shape/Rosewood 22Frets
■Scale:24-3/4inch
■Nut:1-11/16inch
■Inlay:Abalone Hard Tail 12th Fret
■Tuners/Hardware:Grover/Gold Hardware
■Bridge:Wilkinson
■Pickups:EMG H2A/EMG H1A
■Color:Trans Black Finish
ハードケース付属
80年代には若干のモデルが日本で生産されることがありましたが、ハードテイルのようなレギュラーモデルを日本で生産し始めたのは2007年からのことでした。ハードテイルシリーズはもともと他の変形ギターにはないバランスの良さと使いやすさが評判のモデルですが、日本で生産することにより独特の木工の丁寧さなども加わり、非常にクオリティの高いギターに仕上がっております。

のり:
話題のジャパンハードテイルでございます。ピックアップがEMGパッシヴですね。
K:
個人的には気になっていて、雑誌などでみんな褒めていましたから、今日は逆のことを言ってやろうと思っていたのですが・・・
のり:
はっはっは(笑)
K:
これはいいですね。
のり:
良いですか!どのあたりが良い点ですか?Kさんもハードテイルユーザーですもんね。
K:
そうですね。単純に好みだというのもあるんですけどね。これはディーンのおいしい音域特性を、ソルテロシリーズよりも持っていますよ。ソルテロシリーズは王道サウンドって感じなんですかね。
のり:
なるほどー。
K:
ルックスもいいし、弾き心地もいいですね。おれのハードテイルよりネックは薄めですね。
のり:
若干Vシェイプしてますからね、うっすらと。



試奏を終えて Kコメント
同じスタイルの楽器ですがこれだけ音のタイプが違うのは驚きでした。

ぼくの使用しているハードテイルでも、またほかの楽器でも言えることかもしれませんが、
あわせて使用する周辺機材でもサウンドは変わってきます。

今回試奏させてもらったギターは、どれも作り込んでいてクオリティの高いものでしたので、
こういったギターをメインサウンドに考えつつ周辺機材を選んでいけば、楽しい音楽生活に
なるのではないでしょうか。ぼくの試奏リポートをみなさんの楽器選びの参考にして
いただけるなら、それはほんとうに嬉しいことですね。
 
ハートマンギターズでは、これからもディーンギターの新作が続々と入荷予定です。これからも気になるモデルはご紹介していきますので、ご期待ください。
 
今回お手伝いをお願いしたハートマン2Fコバヤシと。
 
■「第一印象から決めてましたシリーズ」 バックナンバー
第12回 Dean Soltero Japan Hard Tail 特集

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