SOLD


さっ、寒いっ・・・。
もはや冬本番ですな。
雪が降ってもおかしくないですし、今回は白いロックギターを紹介&解剖致します。


←いろんな意味での寒さをかみしめる新井啓太 。


その商品の名前は・・・
Gibson SG Special 1963
です!



それではSGの簡単な歴史から始めましょう!!!

1952年に発売されたレスポールが1961年にモデルチェンジをして、現在にも受け継がれているSGシェイプが誕生します。発売当初はレスポールの名前が残っており、モデルチェンジする前のものと区別する為に LesPaul/SGと呼ばれるようになりました。実際にSGジュニアはヘッドストックに、スタンダード&カスタムはロッドカバーにLesPaulのロゴが施されていますよね。しかし62年後期から63年頃にはLesPaulロゴは姿を消してしまいます。スタンダード&カスタムにはサイドプルトレモロが採用され、スペシャルとジュニアにはスラントブリッジが採用されています。全モデルに共通して63年頃にはブリッジの仕様が変更されます。サイドプルトレモロはイタバネを利用したマエストロユニットに、スラントブリッジ(バーブリッジ)はTPBR-8513となりました。そしてSGシリーズは1965年付近にピックガードが大型化され、通称「ラージガード」の時代となります。ラージガード以前のモデルは反対に「スモールガード」と呼ばれています。

簡単な歴史が終わったら、さぁ!解剖です!


ブリッジユニット

このモデルに採用されているマエストロユニットは「棒バネ」と呼ばれる構造が採られています。余談ですが、スバル360のサスペンションも棒バネです。棒バネとは、金属の棒が外部の力によってねじれ、ねじれが戻ろうとする力を利用したバネです。
(←)棒の端にピンを打ちこんで固定しています。
(続き・・)
したがってあまり過度なアーミングには向いていません。ヴィブラート程度の方が良いでしょう。効きはサイドウェイともビグズビーとも違った個性溢れる感触です。ブリッジはTPBR-8513が搭載されています。63年製ですのでメッキはニッケルとなっています。TPBR-8513はラップアラウンドでも弦が張れる様になっていますので、マエストロをはずしても使用が可能な優れた一品!しかも音色はダイレクト感溢れるロックなサウンド!
しかし良い事ばかりではございません・・・。現代のギターのように精 度の高いオクターヴチューニングは不可能です。しかしその曖昧さが良かったりもしますよね。

コントロール

非常にコンパクトにまとめられた美しいキャビティですね。トグルスイッチやジャックまでもが一つのキャビティに収められているのは驚きですね。しかも扱いやすく非常に考えられた設計といえます。本商品はポットやハンダまでもがオリジナルを保っています。ポットに刻印されたディティングからは1963年の第8週という製造年が判明します。ジャックのみ通常のものに交換され、耐久性を向上させています。オリジナルは黒いボックス型となります。コントロールは1トグルスイッチ、2ヴォリューム、2トーンとオーソドックスな配列はオリジナルレスポールの仕様を周到していますね。

ピックアップ
(写真にマウスを載せると裏側の写真に変わります)

ピックアップはP-90を2発搭載しています。ジュニアはP-90一発、スタンダードはハムバッカー2発、カスタムはハムバッカー3発とそれぞれ異なった仕様なのでどれを買おうか迷いますね。個人的にはシングルコイルが好みなのでP-90を2発搭載したスペシャルがお勧めです。P-90はコイルの巻き数が多く、シングルでも艶やかな太いサウンドが楽しめます。シングルですのでノイズには若干弱いですが、気になるほどではないでしょう。白いボディーカラーに黒のピックアップカバーが映えますね。

ジョイント部

ジョイント部分のシェイプは第2世代の仕様となります。非常に滑らかに加工されたヒールは、まさにストレスフリーなプレイが可能ですよ!
第一世代はネックとボディの接着部に段差がありません。本商品はボディシェイプの鋭さを失っていません!

ネックサイド

オリジナルのホワイトですので、指板サイドまで塗装が及んでいます。 これは白だけに限られたことではなく、ペルハムブルーやカーディナルレッドなどツブシのカラーで塗られる時に採用されている仕様です。 指板部分には、ポジションマークが刻まれているのが確認出来ますね。

ポジションマーク

非常にシンプルかつ実用性を重視したパーロイドのドットポジションマーカーが採用されています。これはジュニアと同仕様です。スタンダードにはディシュインレイ、カスタムにはブロックが採用されています。

ヘッドストック

ギブソンのロゴはパールのインレイで施されています。これはスペシャル以上のモデルに採用された共通仕様となります。ジュニアのみシルクスクリーンでロゴが入れられています。スタンダードの様にクラウンインレイはなくシンプルかつ力強いルックスに仕上がっています。

ペグ
(写真にマウスを載せると裏側の写真に変わります)

クルーソン社製の3イン1タイプが採用されています。ベースプレートにギアやシャフト、ギアカバーが乗っています。ギアカバーは裏に爪を出し、その爪でギア自体を固定しています。このクルーソン3連ペグはジュニアとの共通仕様となっています。カスタムは501VX、スタンダードは320VPが採用されています。ちなみにすべてクルーソン社の製品です。


最後に・・・。
フルオリジナルに近い(ジャックのみ交換)状態のSGは年々探し難くなっています。
しかも今回のようにホワイトカラーではなおさらです。
写真を見るだけではなく、実際に見て触って頂きたい!パソコンのモニターからでは伝わらない、
ある種魔力のような物も感じ取れるはずです。
そしてアンプにプラグインするとお客様を虜にしてしまうことでしょう・・・。

ではまた次回!!!

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★私的おすすめギターと銘打って徹底解剖を行いました。
興味のある方はご覧になってみてください!
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