税込販売価格 \SOLD ソフトケ−ス付き

早くも第四回目に突入致しました、ハ−トマンギタ−ズ新井の徹底解剖 コ−ナ−!
今回は時代に埋もれてしまった迷器フェンダ−社のコロナドIIアンティグアです。
私,新井のビザ−ル心をくすぐるアンティグアカラ−で本気で欲しくなってしまいました・・。

今回ご紹介する商品は、ANTIGUA IIです。

FENDER CORONADOは I と II と XII というバリエ−ションがございました。
それぞれ I は1ピックアップ、II は2ピックアップ、XII は12弦ギタ−という仕様となります。加えてベ−スも発売されていました。
1966年から発売が開始され、1970年には生産終了という不遇のシリ−ズでもあります。
カラ−バリエ−ションはサンバ−スト、チェリ−,アンティグア、ワイルドウッド(バ−チ材に塗料を染み込ませたカラ−)が存在しました。



フェンダ−ブランドのグロ−バ−社製ペグを使用しています。この時期のグロ−バ−には(PAT.PEND)の文字が刻印されているのが特徴です。パ−ロイドのつまみを持ち、ルックス的にも優れています。たしかエ−スフレ−リ−のペグも、同仕様ですよね。このパテント刻印のグロ−バ−は非常にトルクが良く回しやすい!しかもチュ−ニングの安定もはかれる優れた機能を持っています。個人的にはこの60年代のグロ−バ−が一番好きですな。

次はヘッドストックです。丸みを帯びた特徴的なヘッドストックにはモデル名が燦然と輝いています。フェンダ−社のトレ−ドマ−クである片側6連ペグ配列で、チュ−ニングがとっても行いやすいレイアウトになっています。もちろんヘッドはマッチングヘッドでアンティグアカラ−テンションガイドは1つで、同時期のストラトキャスタ−やテレキャスタ−などと同様の仕様となっています。
一目見たら忘れる事の出来ない衝撃的なルックスですね。



フェンダ−社はネックのエンド部分にデイティングと呼ばれる製造年が 記してあります。50年代後半〜60年初頭まではネックデイトが無い物も存在しますし、70年代ではグリ−ンのインクで記された通称「グリ−ンスタンプ」では消えて判断できない場合もございます。
このような例外を除いて、ほとんどネックデイトは存在します。この商品の場合は68年製であることが記されています。



フェンダ−のお家芸でもあるボルトオン・ジョイント(デタッチャブル)です。セミアコなのに・・・。と思う方もいらっしゃると思いますが、 そこがフェンダ−なのです!そんなちょっとオバカなところが非常に 魅力的ですね。ボルトオンの利点は、リペアが容易にできることと 生産コストが抑えられるということです。



ピックガ−ドも装着されています。ボディ同様におしゃれなアンテグアフィニッシュが施されています。フェンダ−社の粋なはからいですね。
ただ残念なことが一つ・・・。割れた跡を修復してあります。



シングルコイルが採用されています。見た目のわりにはコイルのタ−ン数は少なくなっています。フェンダ−のストラトキャスタ−などと同様にポ−ルピ−ス自体が磁石の構造です。フロントピックアップは甘めな音色を持ち、リアピックアップはシャキッとした乾いたサウンドを持っています。ピックアップの取りつけは、2本のビスで直接ボディに固定されています。ピックアップカバ−とボディの間にゴム製のスペ−サ−が入っています。リアピックアップとフロントピックアップのサウンドの差が面白く、多彩なサウンドとも言えるでしょう。この独特なサウンドはコロナドしか出せません!!!




コントロ−ルはギブソン社の335などと同様に2ヴォリュ−ム、2ト−ン1ピックアップセレクタ−となっていますので、ギブソン系からの持ち変えも違和感ないでしょう。トグルスイッチの位置は違いますが、そこはご愛嬌・・・。ギブソン社の335に対するフェンダ−社の回答ではないでしょうか?その辺の対抗意識もそそられますね。
 



ブリッジは駒のみムスタングの流用で、台座はコロナド特有の設計です。
このあたりにも力を入れてますね(笑)ムスタングと同様に、各弦の高さ 調整は出来ませんがブリッジ全体での調整は可能です。円形の台座にブリッジが乗せてあり、ブリッジ下についているイモネジが支点とな ます。したがって弦を外すと倒れ、外れてしまいます。円形の台座に乗せてあるだけではなく、その円形の台座もボディに乗せてあるだけです。フルアコのブリッジと同じ感じと捉えてください。しかしそのおかげでア−ムを使った時の摩擦を軽減でき、チュ−ニングの安定をもたらしています。




一番の特徴はこのア−ムユニットです。一見ムスタングのダイナミックビブラ−ト?と思ってしまいがちですが、実は違うんです。
ダイナミックビブラ−トがコイルスプリングを採用しているのに対し、 コロナドのア−ムユニットはなんと板バネなのです。しかも支点となる部分に可動式のボ−ルが搭載されていて、よりスム−スなアクションが得られます。ユニット上面の小さなビスを回すことにより、ア−ミングのアクションを変えられる優れものです!ジャズマスタ−やジャガ−の持つ緩やかなア−ミングから、ムスタングのようなダイナミックなア−ミングまでこなします。専用設計ですので開発には苦労したことでしょう・・・。





今回の新井セレクトいかがでしたでしょうか?


コロナドを徹底解剖しようと思ったのは何故かというと、私が「好きな機種」というだけです。申し訳ない・・・。
コロナドは不思議な魅力のあるギタ−です。「どうせB級ギタ−だろ?」なんて思わずにひいてみてください。コロナドの持つ不思議な魅力と開発者の情熱が伝わってくるはずです。なかなか光のあたらないマニアックなギタ−ではありますが、私はあえてオススメしたいです。
ぜひ手に入れてください。そして弾いてあげてください!

ではまた次回・・・。
★私的おすすめギターと銘打って徹底解剖を行いました。
興味のある方はご覧になってみてください!
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