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04年11月1日 記
●ハ−トマンコラム第2弾
早くも2回目となりました、ハ−トマンギタ−ズ新井のコラム。どうぞ最後までお付き合いください・・・。
今回はヴィンテ−ジギタ−の鑑定において非常に重要であるパ−ツ 「ポット」(可変抵抗器)についてお話致します。
実はこの小さなパ−ツは,ヴィンテ−ジギタ−の年代鑑定にも力を発揮する重要なアイテムなのです。
最初に例を挙げるとすると、60年代〜70年代にかけてのギブソン社製品は、シリアルナンバ−(固有番号)だけでは年代を特定することが出来ない場合が多いのです。たとえばシリアルが「123456」だとします。するとシリアル表では1963年、もしくは1970年〜1975年となります。
また、フェンダ−社製品で70年代に多く存在した、ネックのディティングがグリ−ンで書かれている通称「グリ−ンスタンプ」というものがあります。
このグリ−ンスタンプはとても消えやすく年代鑑定が困難な場合が多々あります。
このようにその他各メ−カ−を含めてかなりアバウトな鑑定となってしまいます。
そこでポットが年代判別の決め手(?)となることがあるんです!
単にギタ−の1パ−ツであるポットには、多くの情報が詰まっています。
一般的にギタ−などに使用されるスイッチ関係のメ−カ−は「CRL」「CTS」「STACK
POLE」「CENTRALAB」「ALLEN BRADLEY」などです。
上記の各社には固有の工業番号が割り振りされており、商品その物に刻印されている場合がほとんどです。
CTSには「137」、STACK POLEには「304」、CENTRALABには「134」、ALLEN
BRADLEYには「106」etc・・・。
ポットには会社名だけではなく、生産時期までもが刻印されています。
たとえば「137-6512」。この場合137はCTS社製品であることを表します。
次ぎの65は1965年に製造されたという意味です。12は1965年の12週目の製品であるという意味です。同じく「3046320」では304がSTACK
POLE社製品であり、63は1963年、20は20週目ということです。ちょっと特殊な物の例としては「304721」という一桁足りない物も存在します。この場合は古い年代の物がほとんどです。意味としては304がSTACK
POLE社製品という意味です。次ぎの7は1947年もしくは1957年時に下1桁が記載されています。
その後の21は21週目の生産という意味です。
では、なぜ年代鑑定にポットが重要なのでしょうか?
ポットなどの消耗品(小さな原価の安いパ−ツ)は他社から仕入れて使用いたしますので、あまりストックしておく事はしません。在庫を次ぎから次ぎへ順番に使用していきます。木部マテリアルとは違いアッセンブリ−は最後の仕上げ
段階で組みこみをされる為、出荷年代に近くギタ−の製作年代とそう変わらないということです。
しかし、フェンダ−社はCBS社に売却されたあとポットなどのパ−ツを大量に仕入れているため66年〜70年代まで66年製のポットが使用されていることが多々あります。
このようにポットは年代鑑定でも力を発揮し、僕らのギタ−を影で支えてくれているんです。
ポットは小さなパ−ツですが甘く見てはいけませんよ!!!
参考:写真例3点
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